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大乗仏教の教え/般若心経・色即是空

■「色即是空」

「しきそくぜくう/色即ちこれ空なり」と読む。

”色”とは物質的存在すべてのことをいうが、
固有の実態がなく「生じたものは必ず消滅する」

般若心経の“空”を説く経典の一つとして、
教えの中心を為す言葉です。


1863 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
心と体の健康

「大乗仏教の教え/般若心経・色即是空」

般若心経の教えは「すべての物は””である」
物は””であるから、人によって見え方が違ってきます。
人は、すべての空なるものを、心の”色メガネ”を通して
見ているのです。

心の優しい人は、見るものすべて優しく見えるし、
心の冷たい人は、接する物事すべてが冷たく見えます。
びくびくした人は幽霊が見えます。
幽霊などいないと信じる人には見えないのです。

鶏は「コケコッコー」と鳴くと日本人の誰もが思っている。
イギリス人やアメリカ人には「コツカドゥドルドゥ~」と
聞こえる。
ドイツ人は「キケリキ」、フランス人は「ココリコ」、
インド人には「ククルクク~」と聞こえる。

鶏の鳴き声は世界中どこも同じはず・・
ところが国によって違って聞こえ、確固不変と思っている。

日本の子どもは”太陽”を描くとき赤く塗ります。
アメリカの子どもは太陽を黄色く塗ります。
日本の子供はそれを”月”と思ってしまう。
アメリカやフランスでは、月の色は”白”なのです。

人は、すべての空なるものを、心の”色メガネ”を通して
見ているのです。

                                               ひろさちやの般若心経

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