« 2020年08月 | メイン | 2020年10月 »

2020年09月 アーカイブ

2020年09月02日

海の生物と共生関係

IMG_1949  
バラクーダの群れ

IMG_1958
マレーシア/シバタン島にて



1846 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「海の生物と共生関係」

例年夏には、パラオか沖縄の海に潜っている私。
今年は一切中止に・・
そこで気晴らしに海の話題を。
 

サンゴ礁に潜って、目に入るのが”共生”
種類の異なる生物が、相手の足りないところを補 い合い
ながら、仲良く生きていく関係を”共生”といいます。

よく知られているのにサンゴの共生があります。
海底に群生するサンゴは多種多彩で、
一見植物のように見えるが、
動物です。

体内に褐虫藻(かっちゅうそう)と呼ばれる植物プランク
トンを共生させて、褐虫藻が光合成で作り出す栄養をもら
ってサンゴは生きていく。
一方の褐虫藻は、サンゴが代謝した二酸化炭素を貰って
生きる共生関係にある。

ところが、地球温暖化の影響で海水温が上昇。
褐虫藻はたまらずサンゴから離れていく。共生相手を
失ったサンゴは
「白化」が進み、真白になって死んでいく。

i009_1

イソギンチャクとクマノミの共生
もよく知られている。
クマノミは、イソギンチャクの中に隠れて身を守ってもら
い、イソギンチャクは、クマノミに敵を追っ払って貰い、
餌の一部を分けて貰い共生する。

20131113115357

ハゼとテッポウエビの共生
砂地に棲むテッポウエビが深く掘った穴に、ハゼが入り
共生する。
ハゼは、巣穴を提供してもらう代わりに、近寄ってくる
外敵をいち早く察知して、瞬時に 穴に逃げ込む”歩哨”の
役目をして、テッポウエビを守って くれます。
ph_02

寄生虫を取ってくれるベラ
ベラ”は、大きな魚の体に付着した寄生虫を食べ、
クリーニングしてくれる。
大きな魚はベラが棲まうところにやっ てきて、
ベラが寄生虫を取ってくれている間、おとなしくしている。


食べられる恐れのないベラ・・大きく空けた口の奥まで
入り込み、掃除をする共生関係にある
のです。

tr_honsome-768x576

2020年09月05日

朝ドラ・エール/藤堂先生が放った名言

1847 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
幸せな人生
「朝ドラ・エール/藤堂先生が放った名言」

運動会の競争でみんなが見ている前でコケて、立ち上がれ
ない裕一の姿を目にした藤堂先生。
言葉で叱咤激励するのではなく、顧問を務めるハーモニカ
部の演奏で奮い立たせ、ゴールに待ち構えて倒れ込む裕一
をキャッチする。

裕一の秀でた音楽の才能に驚いた藤堂先生が発した言葉で
す。
人よりほんの少し努力するのが辛くなくて、
   ほんの少し人より簡単にできること・・
   それがお前の得意なものだ。
   それが見つかれば、しがみつけ。必ず道は開ける


なんでもいい、夢中になれるものを探せ!
   それがあれば生きていけっから
」  

気合が足りない!と教師に平手打ちされたところへ現れた
藤堂先生・・
僕と君、同じ顔をしているか? 歩く速さも違う。
   話し方も違う。違いを気にするな
        」
この励ましに裕一は救われた。

貧しさから借金を重ねて夜逃げする魚屋の息子・鉄男は
詩を編むのが大好き。
言葉を綴る才能があることを見抜いて・・

頼ることは恥ずかしいことじゃない。
   自分の才能から逃げるな! 一生後悔するぞ

2020年09月09日

偉人や成功者は、すべてが万能だったわけではない

1848 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
幸せな人生
「偉人や成功者は全てが万能だったわけではない」

世界の偉人や成功者と言われる人たち・・
子どもの頃から、すべてが万能だったわけではない。

「 アインシュタインは2回も落第した 」
「 ルーズベルトはクラスの最下位だった 」

「アップル創業者のジョブズは子どもの時、好奇心から
   殺虫剤を瓶ごと飲んで病院に担ぎ込まれた 」

「小学生のガンジーは、同級生に話し掛けられるのが
   怖くて、授業が終わると一目散に帰った 」

「少年時代のエジソンは、人が飛べる薬を開発したと友達
   に飲ませた。当然飛べるはずもなく、友人は腹痛を起こし、
   大騒ぎになった」

「 チャーチルの小学校の成績は最下位だった 」
「 坂本竜馬は、おねしょがなかなか治らなかった 」

映画「ロッキー」・・ロッキーは人を奮い立たせ、励まして
くれた。ロッキーの対戦相手は世界王者。
勝てる見込みのない試合を前に、恋人エイドリアンが言っ
た・・「ロッキーにだってチャンスはあるはずよ!」

あの有名な偉人たち・・皆と同じ普通の子どもだったのです。
そのまま普通で終わらなかったのは、懸命に学び、努力し、
志を立てて身を起こしたからですだ。

途中うまくいかなくて悩んだり、恥ずかしい思いをした
ことが幾度となくあった。
自分の得意な道、好きな道を見つけて、大きな夢を膨ら
ませ、それが志になり、いつしか成功者と言われるようにな
った・・
人にはない強みを見つけることができたら、誰にもチャンス
があるのです。

2020年09月12日

夢出せ! 知恵出せ! 元気出せ!

1849 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
幸せな人生
「 夢出せ! 知恵出せ! 元気出せ!」

新型コロナは、日本や世界の国々を、そして私たちを、
生死に関わる先の見えない状況に追い込もうとしている。

以下、小野晋也著「幸せについて考えよう」第二講・・
人生とは/夢出せ! 知恵出せ! 元気出せ!
からの抜粋です。

人が人生の中で何か、とても困難な状況に遭遇したとき、
往々にして、目の前にある問題だけを取り上げて、
だからこれは大変な事態なのだと、語りがちです・・

多くの場合、その目の前の問題よりも、もっと大きく深刻
な問題が、その奥に潜んでいることに、気づかなければ
なら ないのです。
それは一体何かといえば、大きく三つの問題があります。

人がどのように人生を生きていくかという問題の根底には、
その人がどのような「人生観」を胸に抱いているのか・・
ということが大きな課題として挙げられるのです。

よく生きてこその人生! それがより良いものになるため
には、的確な目標としての”
その目標への道筋を教えてくれる”知恵
そしてその目標にたどり着くために必要な
エネルギーとしての”元気

この三つの要素が必要になってくる。
つまり、より良き人生を生きるためには、
夢と知恵と元気の総和」が最も大きなものになる・・
そんな生き方を目指すことな
のです。

2020年09月16日

それから十年頑張る

1850 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
幸せな人生 「それから十年頑張る」

■人生が面白い

   職業に   上下もなければ   貴賎もない 
   世のため   人のために役立つことなら
   何をしようと自由である   しかしどうせやるなら  
   覚悟を決めて十年やる

   すると   二十歳からでも   
   三十までには   ひと仕事できるものである
   それから十年本気でやる
   すると   四十までには頭を上げるものだが 
   それでいい気にならずに   また十年頑張る   

   すると   五十までには群を抜く
    しかし   五十の声を聞いたとき  
   大抵の者は息を抜くが   それがいけない

   これからが仕上げだと   新しい気持ちでまた頑張る 
   すると   六十ともなれば   もう相当に実を結ぶ
   だろう   だが月並みの人間は   この辺で
   楽隠居がしたくなるが   それから十年頑張る

   すると   七十の祝いは盛んにやってもらえるだろう
   しかし   それからまた十年頑張る
   すると   この頃が一生で一番面白い

`````````````````````````````````````````````````````
我が人生79年を振り返ると・・上記の格言のように
年齢を重ね、
70歳を過ぎて現役を引退してからは、
ストレスからも解放され、今が「一生で一番面白い」
のです

2020年09月19日

コロナの時代を詠む

1851 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
心と体の健康 「コロナの時代を詠む」

人気タレントの志村けんさんが、新型コロナウイルスに
よる肺炎で死去した・・この突然の報道に驚き、ショック
を受けた。
志村けんさんがお骨となって帰ってくるまで、家族は会え
なかった・・亡くなった方と遺族の対面が許されなかった
のです。
出生と葬式は人生の二大行事です。

人が亡くなるということは、その人の尊厳が最後に保証
されるべき場で、そのお別れの場を奪われてしまった家族
の憤懣は計り知れず、無念さはいつまでも残っていく。
今回の報道で初めて表に出た、憂うべき問題です。

「愛している人を失う悲しみは
   その人の前で 輝いていた自分が失われる悲しみ」
                                                    歌人・永田和宏

人は誰しも、突然発生した悲しみを受け止めることが
できない。
お通夜や葬式、斎場でお骨になる前の最後のお別れ
する・・そうしたプロセスを踏んで、少しづつ愛する人に
先立たれた悲しみを和らげていく。

こうした「喪の作業」の一切を奪ってしまう新型コロナウイ
ルス・・突然遺骨となって帰されてきても、遺族には心の
準備ができていないのです。

死者を大切に悼むという、残された人たちが納得する
プロセスが、行政に抜け落ちてしまっている。

死者に近寄らせない、触れさせないことが、本当に必要
で大切なことなのか・・疑問に思うのです。
感染症で亡くなった人の体内には、まだウイルスが残って
いるだろう・・

しかし、呼吸はしないし、ウイルスを吐き出すこともない。
死者の顔や手を消毒し、家族は隔離された死者と、
ガラス越しにでもお別れすることができれば・・
感染することはないと思うのですが。
                                           NHK「こころの時代」より

2020年09月23日

最後だとわかっていたなら

■最後だとわかっていたなら

アメリカ人の女性が10歳の息子を亡くし、
その悲しみの思いを綴った詩です。

この詩が9.11同時多発テロの追悼会
で朗読され、大きな反響を呼んだことで
世界中に広がり、話題になった。


1852
【吉村外喜雄のなんだかんだ】
幸せな人生 「最後だとわかっていたなら」

あなたが眠りにつくのを見るのが最後だと
わかっていたなら
私は もっとちやんとカバーをかけて
神様にその魂を守ってくださるように祈っただろう

あなたがドアを出ていくのを見るのが最後だと
わかっていたなら
私は あなたを抱きしめて キスをして
そしてまたもう一度呼び寄せて 抱きしめただろう

あなたが喜びに満ちた声をあげるのを聞くのが
最後だとわかっていたら
私は その一部始終をビデオに撮って 毎日
繰り返し見ただろう

いつものように明日はやってくるだろう
それが私の勘違いで 今日で全てが終わるのだと
したら 私は今日
どれほどあなたを愛しているかを伝えたい

そして 忘れないようにしたい
若い人にも 年老いた人にも 明日は誰にも
約束されていないのだということを・・

愛する人を抱きしめられるのは 今日が最後になる
かもしれないことを
明日が来るのを待っているなら 今日でもいいはず
もし明日が来ないとしたら あなたは今日を後悔
するだろうから
                               ノーマ・コーネット・マレック

2020年09月27日

コロナの時代を詠む(2)

■パンデミックが起きることを半世紀も
前に予見したSF作家”小松左京”

「 あふれるばかりだった乗客の数が
   妙にまばらになっている。
   病院はどの部屋も高熱重体の患者で満員。
   医師たちはほとんど不眠不休・・ 」

「 これほどまでに   科学を発達させ
   物質生産を豊かにした人類が・・
   たかがウイルスに   わずか数か月の間に
   滅ぼされようとは   こんなことはあり得ない!」

あらゆる努力も空しく、人類が絶滅の危機に陥る
「復活の日」を読むと、新型コロナウイルス禍を、
今にも見てきたような光景が綴られている。



1853 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
心と体の健康 「
コロナの時代を詠む(2)」

医学が驚くほど進歩したというのに・・
自動運転だA Iだと、科学が進歩しているというのに・・
たった一つのウイルスによって、世界中が大混乱に陥って
いる。
しかもその解決策は・・3密を避ける、人と一定の
距離を保つ、マスク着用、不要不急の外出を控える、
こまめな手洗い・・といった、アナログ的なものばかり。

当初、政府や専門家は、発熱や咳など発症の疑いが
あっても、4日間は自宅で様子を見ることを強要した。
保健所にPCR検査を願い出ても、相手にされなかった。

「 マスクせず レジに並べばにらまれて
                 コロナより怖い同調圧力 」   朝日新聞

私もスーパーでよく買い物をする・・直ぐ忘れて車に取り
に戻るマスク。マスクをせずにレジに並んだら、にらまれて
しまう。
地下鉄の電車待ちで並ぶ、エスカレーターでみんな
同じく片方を空ける・・みんなと同じくしないと安心でき
ない、同調圧力が日本人には強いようです。

コロナ以降、芽生えた周囲への警戒心・・
「マスクをしている、していない」と、みんなが目を光らせ、
監視されているようで・・怖い
戦前、日本に「隣組制度」というのがあった。
軍部や官憲より怖いのは、隣人からの監視の目です。

日本の感染数が極端に少ないことが、欧米諸国から
不思議がられている。

日本人特有の同調社会で、感染拡大を抑制できた
のは良いが・・コロナ後を考えると、同調圧力、監視
圧力
が習慣的に民衆の中に根付いていくとしたら、
憂うべきことです。 
                                      NHK「こころの時代」より

2020年09月30日

コロナウイルス感染を防ぐには

1854 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
食と健康 「コロナウイルス感染を防ぐには」

コロナウイルス感染症・・
この感染症は10歳未満はかかりにくい。
10歳代は感染しても症状が出にくい。

20代、30代は感染しやすいし、症状が表に出にくいの
で、周囲に広げてしまう。60歳以上は重症化し、
80歳以上になると死亡率が高く
なってくる。

密室で咳をした時、飛沫が届く範囲は約2メートルです。
同時に、非常に細かい粒が飛び散ります・・
マイクロ飛沫
というものです。この飛沫が注目される
ようになった。

マイクロ飛沫は、空気の流れによっては10メートル先
まで
届きます。冷暖房が室内の空気を攪拌し、
部屋
中に飛沫
が拡散して、室内にいる人たちに感染し、
クラスターを引き起こすのです。
 


マスクを着用していても、食事中は外し
ます。
同伴者との会話が弾んで、
感染を防ぐことは難しくなりま
す。 又、手にウイルスが付着しただけでは感染しません。
目、鼻、口などに触ると感染するのです。

入・出店時に何かに触ったら、消毒するのは大切です
が、
手を顔に触れないことです。
うがい、手洗い、マスクの着用・・肝心なのは3密を避ける
こと!
ソーシャルディスタンスや換気、部屋の窓を開け、
車に
乗るときは窓を少し空かすなど、密室感染防止を
心がけることです。 
                              
                      
国際医療福祉大学・教授/松本哲哉

メルマガ購読受付

このブログの記事をメルマガで定期的にお届け致します。

メルマガ購読のお申し込みはこちら >>

About 2020年09月

2020年09月にブログ「吉村外喜雄のなんだかんだ」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2020年08月です。

次のアーカイブは2020年10月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.36