１８４３ 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
食と健康 「脳細胞は運動で増やせる（２）」
「運動は、他のどのような営みより脳を活性化する」と、
ハーバード大医学部のジョン・レイティ准教授。
体を動かすと脳は血流を増し、脳細胞は筋肉と同じように
活性化する。
脳の萎縮を防ぎ、認知症の予防やうつの軽減、集中力や
記憶力の向上など・・運動することで、脳に様々な効用が
あることが報告されている。
では、脳にどんな運動をすれば良いのだろう？
筑波大では、ラットに「きつい運動」と「軽い運動」の
２つのグループに分けて続けさせ、新しい細胞の作られ方
を調べたところ、軽い運動を続けたラットの方が、新しい
細胞が多く作られることが分かった。
海馬はストレスに弱い。
強い運動を無理に続けると、ストレスを受けた時に分泌
されるホルモンで、かえって神経の新生を妨げるのです。
そこで、大学生に１０分間”軽く”自転車をこいでもらい、
ＭＲＩで測定した。
運動前に比べ記憶力が高まっただけでなく、海馬の細胞
新生量が増え、周辺の脳との連携も活発になった。
同じテストで「前頭前野」の活動をみる”判断スピード”の
テストをしても、やはり結果は向上し、活発になることが
わかった。
度合は、運動をして気分が良くなったときほど高かった。
私はゴルフ、スキューバダイビング、トレッキングにサイク
リング、そして囲碁を趣味にしている。
好きな運動を楽しんでやっていると、脳の老化を防ぎ、
脳が活性化するのです。
