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新型コロナウイルス感染者の証言(3)

1840 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「新型コロナウイルス感染者の証言(3)」

感染が確認されて2週間。症状も治まり、自宅療養サポート
窓口から電話が入った。私は「体調は回復した」と答えた。

「軽症の方は保健所から手が離れるので、今後検査は致し 
   ません。何かあれば”自宅療養サポート窓口”に連絡して
  下さい」と言われてしまった。

再検査をさせてもらえないので、保健師さんに訴えると
「私たちにはどうすることもできません」と言われた。
このままでは、私の最後の結果は”陽性のまま”になってし
まう・・
”自宅療養サポート窓口”から「通常の生活に戻っていい」
と言われた。

早く復帰したいと、会社で「(窓口から)こんなふうに言わ
れています」と言ったら、「治ったかどうか分からない人を、
直ぐに復帰させるわけにはいかない」と言われてしまった。

いつからだったら大丈夫なんだろう?という不安と、
実家に行っている主人と同居できるのはいつになるんだろ
う?
ご近所の目もどことなく余所よそしく、避けているようだ・・
”陰性”のお墨付きが貰えない限り、コロナ差別やコロナ
ハラスメントを受け続けるだろう・・不安にかられる日々が
続いた。
自宅待機を強いられ、入院も通院もしない現状では、
生命保険の支給に該当せず、会社への復帰も未定の状態。
このまま収入が途絶えたら、私の今後はどうなるんだろう・・

「健康観察期間が終わりました」と連絡があった2日後、
女性は再び発熱した。

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