1839 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「新型コロナウイルス感染者の証言(2)」
39度の熱が出た。近所の医院で診てもらい、薬を飲んだら
熱が下がった。
1日様子をみて、次の日も平熱だったが、とりあえず保健所
に熱があったことを伝えたら、「自宅で様子をみてください」
と言われた。
10日、夕食の支度中、匂いが感じられないことに気づいた。
香水をつけても匂いが全くしないので、保健所に直ぐ連絡
した。
そしたら「かかりつけ医に判断を仰いで、こちらに連絡して
ほしい」と言われたので、直ぐに、かかりつけ医から保健所
に連絡してもらった。
保健所からも直ぐに連絡が来た。
「PCR検査を受けられる病院へ、公共交通機関を使わず
に行ってください」と言われたのです。
女性は4月13日に感染が確認され”軽症”とされた。
医療崩壊を防ぐため、軽症の人は原則、自宅、又は
指定したホテルで療養することになっていた。
女性は自宅で過ごすことを選んだ。
主人には実家に行ってもらい、家には私1人だけ。
薬もまだできていないし、これからどうなるか不安が募る。
私はまだ軽症者なので、苦しい思いをせずに過ごせるが、
治らなかったらどうしよう・・
いつになったら家族に会えるんだろう・・不安がつのり、
眠れない夜が続いた。
健康観察期間は2週間。症状は治まり、自宅療養も
終わりが見えてきた。
主人も濃厚接触者として、14日にPCR検査を受けた。
17日、陰性と判明した。
その報告が保健所から来たとき、「私は次にいつ検査がある
んですか?病院から連絡があるんですか?」とお聞きしたら、
「軽症の方の検査はありません」と言われてしまった。
更に「保健所から手が離れているので、今後何かあれば
”自宅療養サポート窓口”に連絡して下さい」と言われた。