■「あおり運転罪/改正道路交通法」
~新に加えられた行為~
通行を妨害する目的で
▷ 他人の車の前方で停車するなどして接近する
▷ 高速道路などで同様の運転をし、
後続車を停止させたり、徐行させる行為
・被害者を負傷させたときは、15年以下の懲役
・死亡させたら、20年以下の懲役
~あおり運転罪~
事故の有無に関係なく違反者に適用される。
・3年以下の懲役または50万円以下の罰金
・違反すれば、1回で免許取り消しになる
・免許再取得できない期間は最低2年
1822 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
「75歳以上の高齢ドライバー/道路交通法改正」
高齢化が進む中、アクセルとブレーキの踏み違い事故によ
る高齢ドライバーの重大事故が多発。また、あおり運転
事故に対する道路交通法の改正も急がれていた。
6月2日衆議院本会議で、一定の違反歴のある75歳以上
のドライバーを対象とする「運転技能検査」と「あおり運転罪」
が盛り込まれた改正道路交通法.が可決・成立した。
「一定の違反歴」については、過去3年間に起こした信号
無視やスピード違反などを軸に、検討中とのこと・・
運転技能検査は、2年後の2022年6月までに・・
あおり運転罪は、今月6月30日から施行される。
75歳以上で一定の違反歴のあるドライバーは、「運転技能
検査」を受けなければならない・・不合格だと免許失効。
合格したら「認知機能検査」へ。認知の恐れがなければ、
実車指導のある「高齢者講習」へと進み、免許が更新され
る。
過去、死亡・重症事故違反歴のある75歳以上の発生率は、
全体の2倍以上、75歳以上では10%になるという。
改正法では、本人が任意で選択できる”自動ブレーキ”
などの安全装置を備えた”安全運転サポート車”に対する
”限定免許”を創設する。
免許の自主返納をためらう高齢ドライバーが多いなか、
自主的に切り替えできるよう、2022年6月を目途に
創設されることになった。