1805 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
食と健康「ウイルスの脅威に立ち向かう(2)」
18年前の、2002年から2003年にかけて猛威を振
るったSARS(サーズ)は、中国の広州を中心に流行し
た肺炎で、史上初めての新しいウイルスが原因でした。
中国南方で食用として珍重される哺乳類のハクビシンから
人に感染したと伝えられている。
広州から香港、北京、そしてカナダやドイツなど、世界の
国々に飛び火し、約8.000人が感染し、800人亡く
なったが、閉じ込めることに成功して下火になり、流行は
終了した。
見た目、今回の新型コロナウイルスとサーズウイルスは
そっくりで、いくつかの特徴を受け継いでいますが・・
全く別物です。
サーズの多くの感染者は明確な症状が出て、重症になる
患者が多かったため、比較的早い時期に閉じ込めに成功
したのです。
今回の新型コロナウイルスは、症状が軽い人も、症状が出
ていない人からも感染するため、感染ルートの特定と封じ込
めが、困難をきたしている。
軽症者が多く、致死率が低いためか、若い人でも高齢者
でも、年齢に関係なく発症するので、油断がなりません。
石川県と金沢市の人口比発症率は、東京に次ぐ全国3位
と 由々しい状態に。そして、4月13日ついに非常事態宣言
が発せられた・・いつになったら鎮静化するのだろう。