1799 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「一斉に開花日を迎える不思議」
南北に長い日本列島・・
春は南の方から、梅や桜の開花と共にやってくる。
桜の開花は、その冬の気象条件によって早くなったり、
遅くなったりする。
桜は夏に花芽を育て、秋になると休眠します。
冬、一定期間寒さにさらされると、花芽は眠りから覚め、
開花の準備を始めます。
そして春、気温が上昇すると、花芽は一気にふくらみ、
開花するのです。
暖冬の年は桜が早く咲くと思いがちですが、ずっと暖かい
冬が続くと、逆に開花が遅れるのです。
桜が開花するには、一定期間の寒さが必用なのです。
桜は、春夏秋冬四季のある国でしか咲くことができない。...
まさに、日本を象徴する樹木なのです。
2020年の桜の開花予想と、( )温暖化が問われる前の
1950年代・・現在と60年前を比べると
2020年 1950年代
福 岡 3/21 (3/23) ー2日
大 阪 3/23 (3/28) ー5日
名古屋 3/22 (3/26) ー4日
金 沢 3/26 (4/ 4) ー9日
東 京 3/14 (3/26) -12日
仙 台 3/26 (4/ 9) -14日
青 森 4/15 (4/24) -9日
札 幌 4/25 (5/ 3) ー8日
60年の間に日本列島は、北にいくほど開花日が早くなっ
ている。
暖冬で雪が降らなくなった金沢は、9日も早く咲き、
入学式の日に、校庭の満開の桜を見ることができ
なくなってきた。
暖冬の影響でしょうか、開花日が2週間も早くなったのは
東京と仙台です。