1791 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
食と健康 「ゆっくり噛むと寿命が伸びる」
1989年、国は80歳で歯が20本以上ある人の割合を
、50%以上にする目標を設定した。
1990年当時、歯が20本以上ある人はわずか7%で、
80歳で残っている歯の数は、平均4.5本でした。
それが2016年には51.2%と、目標を達成している。
日本は世界有数の長寿国・・平均寿命から健康寿命を
引いた年数は、男性9.1年、女性12.7年。
その差を縮めると、国の医療費の負担を短縮できる。
一般に動物は、歯がなくなると死んでしまいます。
故に、健康寿命を延ばしたいなら「よく噛む」ことです。
噛むことが健康寿命に大きく影響するのです。
よく噛んで食べると、唾液に含まれる消化酵素が十分に
分泌され、消化も良くなり、体温も上昇する。
よく噛んでおいしく食べれば、健康で長生きできるのです。
脳を刺激して、生活習慣病の原因になる「肥満」を予防し
、胃腸の消化を助けてインスリンの分泌を促し、血液中の
糖分を速やかに細胞に取り込み、糖尿病の予防になるの
です。
夜10時頃、つい我慢できず果物やスナック菓子に手を
出すと、太ってしまうのです。
中でも、動物性脂肪は依存性があり、一度口にすると、
脳が食べずにいられず、病みつき状態になり、肥満や糖尿
病の原因になるのです。
夕食の時間を午後6時頃に早め、寝るまでに4時間は空け
るようにします。
玄米は、腸の善玉菌の餌になるので、お奨めです。
朝食を抜くのは、ダイエットには逆効果・・糖尿病や肥満
の原因になります。
朝食・昼食・夕食のカロリー比率は、3:2:1が理想。
朝食は時間をかけてしっかり摂り、夕食は軽めにすると
良いのだが・・
「夕食はしっかり、朝食は軽く」の食習慣を変えるのは
難しいのです。