■金沢教会
金沢の中心繁華街・香林坊は、私が生まれ
育った町・・その香林坊から21世紀美術館
に向かう道筋に”カトリック金沢教会”がある。
明治21年の設立で、百十余年の歴史があり
ます。
私の従妹がこの教会で式を挙げたが、その時
イタリア人神父が聖堂二階のバルコニーで歌
った賛美歌が聖堂内に響きわたり、結婚式の
ムードは最高に・・
(写真の聖堂は昭和34年に献堂された)
1787 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「金沢中心街のカソリック教会」
金沢の観光名所・長町武家屋敷に隣接する聖霊病院は、
カトリック教会が運営し、聖霊修道院、聖堂、聖霊愛育園
がある。
終戦直後の昭和21年から2年間、聖霊愛育園の園児
だった私。 当時、愛育園には、ライザ―先生という、
いつも笑顔のドイツ人の美人保母さんがいた。
戦後の食料難時代です。母親が愛育園に通う私に持たせた
弁当は、アルマイトの弁当箱に、配給の小麦粉を膨らし粉
でふくらまし、パンにしたものでした。
聖霊病院は、大正元年イタリア人のカトリック宣教師が
開設。当時の金沢の医療は乏しく、それを見た師が、
東奔西走、献身的努力で開設した病院なのです。
敷地内の修道院聖堂は、スイス人建築家が設計した、
美しく簡素な歴史を感じる建物です。
金沢市指定文化財として、市の観光スポットになっている。
修道院聖堂の修道女は「シスターorどうていさん」と
呼ばれるが、信仰の場として神に仕え、
毎日6時、12時、18時の3回、聖堂の鐘を鳴らし、
祈りを捧げている。
キリシタン大名高山右近が秀吉に追放され、加賀藩前田家
に預けられたのは1588年頃。
その後、加賀や能登に教会が建てられて、布教したという。
現在修道院には、高山右近の娘さんが所有したと伝えられ
る、聖母子像と刀が所蔵されている。