■ 氷室の饅頭
金沢市・湯涌温泉では、毎年冬の間に積もった
雪を”氷室”に貯蔵し、6月に「氷室開き」を行う
伝統行事がある。
江戸時代、加賀藩前田家は毎年7月1日に
氷室の雪を、遠く江戸幕府に献上したことから、
無病息災を願って7月1日に、 こし餡の入った
”氷室饅頭”を食べるようになり、現在も続いて
いる。
積雪が少ない今年は”氷室の仕込み”に黄信号が
ともり、伝統行事に支障をきたしそうです。
1781 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「過去70年2番目の記録的暖冬」
一昨年の2018年2月は、1981年の56豪雪以来
37年ぶりの豪雪になったが、それ以外の年は金沢に
雪が積もらなくなった。
今年の冬、一番寒さが厳しい大寒の1月20日を過ぎても
雪が降らず、記録的小雪の年になった。
1月上旬の金沢市の平均気温は6,6度で、平年より
2,1度も高く、この先暖冬傾向が続くと、金沢地方気象
台。
今年の金沢の降雪は、初雪が降った昨年12月6日の2㌢
だけ・・過去70年間で2番目の、雪の少ない年になつた。
暖冬でスキー場はお手上げ・・一里野スキー場は、18日
の土曜日ようやく、上級と中級コースのみ滑降可能となっ
た。
2月中旬、富山県南砺市たいらスキー場で開催される、
とやま・なんと国体スキー競技大会も、記録的雪不足で
大会関係者は頭を抱えている。
1981年の56豪雪以降、1月10日時点で降雪量が
2㌢以下だったのは、2008年の2㌢と2016年の
ゼロ㌢の2回のみ。
暖冬で海面水温が年々上がり、太平洋勢力が強まっ
た。更に、地球温暖化による大気温上昇の影響が大きい。
石川県の酒造業界・・
暖冬で大吟醸の仕込みに危険信号!温かい日が続くと
発酵が進み過ぎて、氷で冷やすなど、温度管理に追われ
る・・
例年ならクローズの県内のゴルフ場は、営業出来て喜んで
いると思ったら、意外にも雪が降らなくて困っている。
積雪時に薬剤を撒いて芝を休ませてやらないと、芝が丈夫
に育たないのです。