1778 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
心と体の健康 「三浦雄一郎の健康法」
プロスキーヤーの三浦雄一郎氏、60代の半ば頃は
肥満に高血圧、不整脈と、ひどい状態でした。
世界7大陸最高峰からのスキー滑降を成し遂げ、
気がぬけたのでしょうね・・日課のトレーニングをさぼり
食べ放題、飲み放題。筋肉が落ち、体重は90㌔、
体脂肪は45%を超えた。
階段を上がるのもしんどくなり、「もう年だから」とこの時
あきらめてしまったら、人生は終わっていたでしょうね。
衰える瀬戸際で、足腰を鍛え直すことにしたのです。
60代半ばに、「エベレスト登頂に挑戦する」目標を
設定し、決意した。
まず両足首に”重り”を1㌔ずつから始めた。
これで近所を散歩したり、デパートの1階から10階まで
上がり降りしたり・・
慣れてきたら少しづつ増やし、両足首に10㌔、背中に
30㌔のリュックを背負って歩いた時期もあった。
そして「攻め」と「守り」・・2種類の健康法を繰り返し
た。
早寝早起きしてラジオ体操、バランスのとれた食事など、
一般に健康に良いとされることが「守りの健康法」。
減量目標を達成し筋肉をつけるには、少し負荷をかけた
「攻めの健康法」を続ける必要があった。
無理は禁物・・ゆっくり歩き、疲れたら休む。
毎日歩く距離や時間などの目標は、決めないことにした。
天気が悪かったり、気分が乗らなければ休んだ。
こつこつ習慣化するようになったら大成功です。
読売新聞「人フレイル講座/安心設計」より