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ガン治療第4の道/免疫療法

1768 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
食と健康 「ガン治療第4の道/免疫療法」

今年の五月、「CARーT(カーティー)療法」という
ガン治療の最新技術を使った薬が、
保険の適用になった。

抗がん剤など、従来の治療法を幾つか試みたNさん・・
うまくいかず、再発を繰り返してい
た。
血液をつくる幹細胞を自身の体から取り出し、増やして
戻す「自家移植」も試みたが・・再発。

「私はもうだめ」とあきらめかけた時・・
「CARーT(カーティー)療法」を知った。
たった30分の点滴・・40度を超す熱や血圧低下に襲わ
れたが、ガンは消滅した。3年たった現在も再発していな
い。
CARーT療法は、患者自身の免疫力を生かしてガンと
闘う”T細胞”を体から取り出し、ガンを見つけて攻撃す
る”遺伝子”を細胞に入れ、体に戻してやる。

治療では、抗がん剤が効かない、白血病患者の8割以上、
悪性リンパ腫では、5割以上で効果があった。

CARーTを含む「免疫療法」は手術、放射線治療、
抗がん剤に次ぐ「第4のガン治療法」として、注目される
のです。
世界では、固形ガンに効果のある新薬の開発競争に
しのぎを削っているが、現時点では
、CARーT療法は、
肺や大腸などの固形ガンには効果が薄い。

遺伝子をT細胞に入れるとき、通常は遺伝子を載せた
ウイルスを細胞に入れて感染させる。
名古屋大学ではウイルスの代わりに、安い酵素を使う技術
を確立した。

遺伝子を操作する最新技術の免疫治療薬は、
大量生産が難しく、日本では3300万円と超高額です。
患者の負担を減らそうと、1千万円を切る価格の薬も可能
になってきているが・・

ガンと闘い続ける人類。ガン患者の生存率は年々上昇し、
昨年の日本のガン全体の5年生存率は、65.8%に・・
ガン治療新薬が次々開発されて、生存率が伸びてきている
のです。ガンが治る病になるのは、遠いことではなさそうです。
                                      
                                                              日経新聞「ガンは克服できるか」

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