1759 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「ラグビー日本代表、さざれ石を訪問」
ラグビー・ワールドカップ決勝は、32―12の大差で、
南アフリカが優勝し、日本も悲願の8強入りを果たす
ことができた。
日本代表チームは、いろんな国の混成チームです。
そこで「One Team」(1つのチーム)をスローガン
に強豪と戦った。
勝ち進む中でチームプレーがさえわたり、奇跡の勝利に
湧き返った。
7月、宮崎で1ケ月の合宿練習を終えた最終日、試合の
時に歌う国歌「君が代」の「さざれ石」の由来知ろうと、
大御神社を訪れた。
チームを一つにまとめるために、日本の国家・君が代の
由来と意味を知ることが、大変大切だったのです。
歌詞の中にある「さざれ石」は、細かい石を意味し、その
小石が巌となり、その上に苔が生えるまで、長い年月を
かけて成長することから、神霊の宿る石と言われてきまし
た。
「わが君は 千代に八千代に
さざれ石の巌となりて 苔のむすまで」
これは、古今和歌集の藤原朝臣石位左衛門が詠んだ短歌
です。明治になり、大山巌が天皇陛下が臨席する儀式用の
歌に選んだ。
その後、宮内省の雅楽師が曲を付け、ドイツ人の音楽家が
編曲した。「わが君」から「君が世」に変わり、以後、
国家として用いられた。
小さな石が、思いを一つに、国を愛し、もっともっと良く
していかなければと願う尊い思いが、何れ巌となり、
大きな力になっていく・・
国歌「君が代」は、そんな素晴らしい歌なのです。