1755 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
食と健康 「認知症を予防する食事」
男女の平均寿命が80歳を超えるようになり、元気で長生
きする年寄りが増えているが、認知症を発症して、家族に
精神的負担をかけるようにはなりたくないものです。
そこで気になるのが、どんな食事をすれば、認知症に なら
ずに長生きできるか?
大阪大学と、東京都健康長寿医療研究所が、都市部と
山間部に住む高齢者を対象に、2010年から7年間、
健康で長生きする秘訣はないかを、調査してきた。
生活環境や食習慣、心身の状態を把握した上で、
調査が続けられた。
200年の調査開始時、69~71歳だった.635人
(男女比率1:1)を対象に、以下3パターンに分けて
認知症との関連を調べた。
(1)緑黄野菜や海藻、キノコ、大豆製品、魚が中心の
食事
(2)ご飯とみそ汁中心の和食で、パン食や脂肪分の
多い食品は控え目。
(3)ご飯やうどん、パンなどの炭水化物は控え目に、
魚介類や赤身肉、鶏肉など動物性タンパク質
中心の食事
その結果(1)の食パターンが、認知症予防に最も効果が
あることが分かってきた。
何れにせよ、バランスの取れた、バラエティに富んだ食事
が、若さと健康の秘訣になるようです。