1745 【吉村外雄のなんだかんだ】
「AIの普及で失われる雇用(3)」
アメリカの様々な現場でAIやロボットの活用が
始まっている。
その経済効果は、2030年までに北米で400兆
円、GDPを14.5%押し上げると試算する。
最も期待されている分野は”農業”です。
イチゴ収穫ロボット・・熟し方に差があり、傷みや
すいイチゴ。コンバインで一気に収穫するのは無理
です。
AIがイチゴの熟し具合を瞬時に、色・大きさ・形
から熟したイチゴを判断し、傷つけないよう収穫し
ていく。
1台で労働者30人分の仕事をこなすAIロボット
。このロボット、アメリカの全イチゴ農家の3分の
2の農家が出資した、6億円をもとに開発された。
人手に頼っていた過酷なイチゴの収穫作業・・
トランプ政権で、メキシコからの労働力確保が難し
くなったことが、開発の動機になった。
生活用品を扱うネット通販の大手・・無人のフロア
では、700台を超えるAIロボットが、客の注文
品を籠に入れ、自動無人車が配送。
5万点のアイテムから、売れ筋商品をAIが決めて
毎日自動発注する。
中国では今、無人工場、無人レストラン、無人コン
ビニなどが注目を集めている。
無人の工場では、1日に190万個のギョーザが
焼かれ、検査され、包装されて14億人の胃袋に
収まっていく。
最も注目されるのが、無人スーパーマーケット。
入口でスマートフォンをかざして顔を登録し、
ゲートから店内に入る。
店員ゼロの店で、買い物をカゴに入れたのを、
天井に設置した30台のAIカメラの目が追う。
買い物を終え、ゲートを出るとき自動清算され、
スマートフォンに代金が表示され、口座から引き落
とされるのです。
NHK/驚異の進化・AIロボットの最前線