■人からAI に入れ代わった証券取引所
平成10年頃まで、東京証券取引所・株券
売買立会所には、毎日1千~2千人のプロ
の証券マンが、手サインで株式売買を行っ
ていた。
今は、株式の売買はすべてコンピュータが
AIを駆使し、人間の何百倍の適格な判断と
スピードで売買が行われるようになった。
昭和50年代、当時花形だった電話交換手が、
自動化により失業へと追いやられたように・・
1744 【吉村外雄のなんだかんだ】
「AIの普及で失われる雇用(2)」
AIテクノロジーの進化は、新たな産業を生み出す
一方で、新たな緊張を生み出し、私たちの仕事を
奪おうとしている。
AIを頭脳に、劇的進化を遂げつつあるロボット。
例えば、卓球の相手をしてくれるAIロボット・・
人間の動きから、その人の実力をAIが瞬時に
見極め、レベルに合わせた球を打ち返してくる。
調味料や薬品の粉末を、目的の分量までピッタリ
合わせて調合してくれるAIロボット。
飲食店の調理の手伝いから、新薬の開発支援まで、
幅広く活用できると、メーカーは意気込む。
24時間心折れることなく、待遇に不平を言うこと
なく自ら考え、正確に仕事をこなすAIロボット。
私たちの暮らしや職場を大きく変えていく、AI
革命の嵐が吹き始めているのです。
ラスベガス・ショッピングモールの一角にある人気
のバーのスタッフはすべてロボット。
ロボットが客の注文を受けると、120本のボトル
から必要な酒やジュースを選び出して、シェーク
するバーテンダーロボット。客席に届けるロボット
。
客室のドアを開けると、頼んだ飲み物をポーターに
代わって届けてくれるデリバリーロボット・・
人や障害物を避けながら、自分でエレベーターを
操作し、目的の階の客室に届ける。
日本のホテルも採用し、実用化している。
近い将来、現在自分がやっている仕事の半数が
AIロボットに取って代わり、職場に人がいなくな
るだろう。
NHK/驚異の進化・AIロボットの最前線