1708 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
食と健康 「腸内フローラ」
大腸は、多くの病気に関わる「病気の発生源」と言われ
る。また腸は「食べ物の消化」を担う臓器としての役割
だけでなく、免疫細胞の7割が集まる、大切な器官なの
です。
その大腸をコントロールすることが、病気を予防する
カギになります。
大腸と小腸には、1千兆個ともいわれる細菌がグループ
を作って生息しています。
顕微鏡で見ると、花が群生しているお花畑に似ている
ことから「腸内フローラ」と名付けられた。
腸内環境が悪くなると、通常はお腹が張り、ゴロゴロ
する症状が始まり、慢性的な便秘や下痢になります。
こうした状態が続くと、肌荒れや吹き出物、自律神経
失調などの症状を引き起こします。
腸内細菌は、良い働きをする善玉菌、悪さをする悪玉菌
、両方の働きをする日和見菌に大別されます。
三種とも、人体には必要不可欠で、善玉菌2割、悪玉菌
1割、日和見菌7割の、2:1:7がバランスの良い
腸内環境になります。
善玉菌が悪玉菌の2倍以上になると、日和見菌は悪さを
控えます。善玉菌が増えると、腸内フローラが整うのです。