■ロコモチェック
□ 片足立ちで靴下がはけない
□ 何かにつかまらないと 立ち上がれない
□ 時折 つまずいたり滑ったりする
□ 階段を上がるのに 手すりが必要になる
□ 重いものを持ち運ぶのが困難
□ 買い物に 歩いていくのが苦痛
□ 横断歩道を 青信号で渡りきれない
1699 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
食と健康 「ロコモと運動機能の低下」
70歳を過ぎると、体をあまり動かさなくなります。
徐々に骨や関節、筋肉などの運動機能が衰え、
「立つ、歩く、走る」などの日常行動が苦痛になって
きます。
動かないことで、更に筋力や心肺機能、認知機能など、
全身のあらゆる機能が低下し、要介護のリスクが高まる
のです。
ロコモの原因となる疾患には、次の3つがあります。
●変形性関節症
関節が変形して炎症を起こし、痛みで動きが制限
されます。”肥満”が主な原因です。
●骨粗しょう症
加齢と共に骨量が減少して骨がもろくなり、ちょっと
ころんだだけでも骨折れして寝込む、ロコモになりま
す。
●脊柱管狭窄症
老化で脊柱管が狭まり、脊髄や神経を圧迫して痛みま
す。座って前かがみを長く続ける生活、活動量の低下
が原因です。
予防には、適度な運動が欠かせません。
私は今年78歳。この年齢での「幸せの基本」は、
10年後、20年後にあるのではなく、今・現在
”食べて動ける”ことにあるです。
蓄えがあって、何不自由なく暮らしていても、体力が
衰えたら楽しめない。好きに体を動かせることが幸せ
なのです。
そのためには、若いうちからスポーツと交わる習慣を
作っておくことです。
運動して体を動かすと、筋肉や骨が強化され、脳が活性
化し、糖尿病などの成人病の改善になります。
私の一番の趣味はスキューバーダイビング。
ゴルフは毎日練習場で体を動かし、週に1度コースを
歩きます。天気の良い日は、サイクリングやウオーキン
グに出かけ、家にいません。
雨の日は、近所の市営プールで泳いでいます。
作年は、カナディアンロッキーでトレッキングを楽しん
だ。国内では、裏磐梯五色沼や上高地の大正池を妻と
歩いてきました。
日頃から趣味にスポーツを楽しみ、体を動かすことが
健康につながるのです。