21世紀美術館のプール
1686 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「21世紀美術館のプール」
ガラス張りの円形建物として、金沢の観光名所になった
21世紀美術館の人気作品は、現代美術家レアンドロの
「スイミング・プール」です。
このプールの底には透明ガラスが貼られている。
水が入れられたプールの底の地下部は空洞で、
人が入れるようになっている。
地上からプールをのぞき込むと、地階から仰ぎ上げる
人の姿が見え、地階にいる人からも地上の人が見える
・・そんな作品です。
現在、地階部に入るには有料になっている。
この4月からは、地上部での観覧も有料になる。
特別展かコレクション展のチケットを購入した人のみ
観覧できるという。
2015年北陸新幹線開通後、来館者は年間200万人
を超え、混雑するようになった。
プールのヘリに立って「自撮り」する人が後を絶たず、
転落防止のため、職員を配置しなければならない。
「遠くから観覧に来た人が、作品をじっくり見てもらう」
のが、有料にする目的だという。