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イソップ寓話/ライオンに挑んだ蚊

■イソップ寓話

 
イソップは、約2500年前のギリシャの
奴隷でした。
「イソップ寓話」は、子どもたちのために
書かれたものではなく、大人のための
人生教訓の物語だったのです。

お上には一切逆らえない、弱い立場に
ある彼は、動物を例えにした寓話を
作って、周りの人に注意を喚起したの
です。


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【吉村外喜雄のなんだかんだ】  
「イソップ寓話/ライオンに挑んだ蚊」

●ライオンに挑んだ蚊
~調子のいいときが一番危ない~
 
一匹の蚊があろうことかライオンに挑戦状をつきつけた。
「俺は、お前なんか怖くないぞ!お前の方が弱いからさ。
  ウソだと思うなら勝負してみろよ」

ラツパを合図に、蚊はライオンの顔を攻めた。
鼻先には毛がない。
その柔らかいところを刺しまくったから、たまらない。
ライオンは、爪で自分の顔をかきむしり、
傷だらけになって降参した。

蚊は、勝利の凱歌をあげて、意気揚々と引き揚げていく。
ところが、有頂天になって気が緩んだのか、
クモの巣に
引っかかってしまった。

身動きできなくなった蚊は、
「いちばん強い者を破った俺が、クモなんかの餌食に
なるなんて・・」と悔しがった。

```````````````````````````````
調子のよい時が一番危ない・・油断せずに気を引き締め
よ・・
順調に希望が叶い、成功に酔いしれたときに、つい気が
緩む。その心のスキが致命的失敗を招くことになる。
日本にも「勝って兜の緒を締めよ」のことわざがある。

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