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2018年12月 アーカイブ

2018年12月02日

釈迦の寓話/人間の実相(解説)


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1658 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
幸せな人生
「釈迦の寓話/人間の実相(解説)」

釈迦は王様に「人間とは、人生とはどんなものか」を
寓話をもって説いたが、何を教えようとしたのか?

秋の夕暮れ果てしない広野を、木枯らしが吹く中、
一人の旅人が歩いていた


寓話の出だしは、人生の寂しさを表現した言葉から
始まっている。なぜ、人生は寂しいのか?
釈迦はそれを「独生独死、独去独来」と説いている。
(独り生まれ、独り死し、独り去り、独り来る)

生まれた時も、死んでいくときも1人。最初から最後
まで1人ぼっちの旅なのだ。

次に「旅人」・・私たちのことです。人生は旅に似てい
る。     旅は1か所に留まることなく、昨日から今日、
そして明日へと旅を続ける。

天気の良い日、雨や風の日、暑い日、寒い日、
上り坂もあれば、下り坂もある・・人生も同様だ。
この旅人は、行き先・目的地が明確であろう。

しかし、私たちの「人生の目的」は明確だろうか?
どんな人生を歩もうとしているのか?  何も考えずに
昨日から今日、明日へと、無為に生きていないだろうか
・・
人生の目的がハッキリしてこそ、頑張って生きていく
ことができる。ただ生きながらえるだけの人生なら、
この世に生まれてきた意味がない。

この世に生まれてきたことを心から喜べる「人生の目的」
を知ることが、いかに大切かを気づかせるために、
釈迦は私たちを「旅人」に例えたのです。 

                                     一万年堂出版・木村耕一緒「こころの朝」

2018年12月03日

釈迦の寓話/人間の実相(解説2)

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1659 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
幸せな人生
「釈迦の寓話/人間の実相(解説2)」

釈迦は王様に「人間とはどんなものか」を寓話をもって
説いた。
旅人は薄暗くなった野道に散らばる白い物
  に気づいて何だろうと、拾い上げて驚いた。
  それは、人間の白骨ではないか
・・」

「白骨」・・他人の死を表している。
私たちは、この旅人のように、肉親や友人の突然の死に
驚く。

彼方から飢えに狂った、見るからに獰猛な大虎が、
  こちら目がけてまっしぐらに突進してくるではないか


「猛虎」・・自分の無常の死
癌の告知のように、死ぬことへの用意が何もできていな
い、安心しきっている時に突然死がやってくる。

藤ヅルを握りしめ、必死に崖を伝い下りて、
  虎の追撃から逃れた

「藤ヅル」・・人間の寿命を表している

藤ヅルの根元で、白と黒の鼠が藤ヅルを交互に、
  カリカリかじっているではないか。
  やがては白か黒、何れかの鼠に噛み切られる
  ことは必至である


「白と黒のネズミ」・・昼と夜を表している
二匹のネズミが、昼・夜交互に藤ヅルをかじり続ける。
人の生命が、昼も夜も一刻の休みもなく削られていく。
やがて昼か夜、何れかに噛み切られ、生命がつきる。
 

                                 一万年堂出版・木村耕一緒「こころの朝」

2018年12月05日

釈迦の寓話/人間の実相(解説3)


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1660 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
幸せな人生
「釈迦の寓話/人間の実相(解説3)」

釈迦は王様に「人間とはどんなものか」を寓話をもって
説いた。
波間から、青と赤と黒の3匹の大きな竜が、
  真っ赤な口を開け、自分が落ちてくるのを、
  今か今かと待ち受けているではないか


「青い竜」・・底の知れない欲の心を表している
金が欲しい、物が欲しい、地位名誉が欲しい、
限りない欲に、どれだけ邪悪な思いをしてきたことか。

あの人がいなければ、こいつが失敗したら、あいつが
死ねばと、どれだけの人を心で蹴落とし、殺している
ことだろう・・
「赤い竜」・・欲の心が満たされず、妨げられると、
                      怒りの心が表れてくる。
「黒い竜」・・愚痴、ねたみ、恨みの心を表している

蜂の巣から甘い蜜が落ちてきた。
旅人は、
  甘い蜜に心を奪われ、現実の恐怖を忘れ、
  夢中になってなめた


「蜂蜜」・・食欲、財欲、色欲、名誉欲、睡眠欲 
                    人間の”五欲”を表している。

藤ヅルにぶら下がり、生死の境にありながら、一切を
忘れて、蜂蜜をなめることに夢中になっているのは、
誰のことか?
釈迦の寓話の中に、紛れもない自分の姿を見ることが
できるのです。  

                               一万年堂出版・木村耕一緒「こころの朝」

2018年12月09日

東京国立近代美術館が金沢に移転

1661  【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「東京国立近代美術館が金沢に移転」

東京国立近代美術館が、2020年金沢市に移築移転
してきます。移転先は兼六園に隣接する本多の森。
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「県立美術館」と、赤レンガのミュージアム「県立歴史
博物館」の間に挟まれた地に、日本海側初の国立美術館
が誕生します。
周辺には県立能楽堂、藩老本多蔵品館、成巽閣などが
あり、本多の森は石川県の伝統文化の香りが漂う観光
スポットになる。

移転に先がけ、東京の工芸館のコレクション、明治・
大正・昭和の工芸作家の作品を、数回に分けて県民に
紹介している。
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今回はその中から「ガラス」「染織」「人形」「金工」の
作品の中から約50点、「いろどり と すがた」と
題して名品展が開催され、鑑賞してきました。

石川県は、江戸時代に花開いた加賀百万石文化が今に
受け継がれ、現代に華やかさと雅を伝えている。

伝統芸能では、加賀宝生流の「能楽」が、世界無形文化
遺産に登録され、県立能楽堂では毎月定例公演で、
能・狂言を鑑賞できます。

能のほか、茶道・華道・香道・三味線などが普及し、
伝統文化ではその他、加賀万歳、獅子舞、加賀鳶、
氷室、雪吊りなどがある。

伝統工芸も盛んで、輪島塗、山中漆器、九谷焼、加賀
友禅、七尾仏壇、加賀象嵌など、古くから伝わる伝統
工芸の技が地域の伝統産業となり、受け継がれている。

その他、加賀毛針、大樋焼、金沢和傘、加賀獅子頭、
加賀提灯、水引細工、桐工芸品、和紙などが知られてい
る。

2018年12月12日

限りある命と永遠の命

1662 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
幸せな人生 「限りある命と永遠の命」

命には、限りある命と、永遠の命の二つがあります。
命の時間は、過ぎ去るものではなく、積み重なるもので
す。
今の自分の命は両親から・・その両親もその親から受け
継いでいる。宇宙が人間を創造して、38億年の間途切
れることなく命を積み重ね、つないできたから、今の命
があるのです。

一人ひとりの命の中に、38億年間の因果、避けがたい
宿命が宿っている。先祖から受け継いだこの命・・
次の世代につないでいく命運があり、責任があるのです。

先祖が必死に生きて、バトンタッチをしてきた命の歴史
に感謝して墓参りをする。恥じることのない生き方を、
先祖の前で誓うのです。

人間は不完全な生き物です。
知らないうちに、どこかで他人に迷惑をかけている。

38憶年の命を背負って、100年に満たない人生を
生き切り、自らの命の役割をしっかり果たして、次の
世代に引き継いでいかなければならない。

必死につないできたこの命・・祖先の努力に報いるには
「他人の役に立つ生き方」をすることが求められるので
す。

                                            「感性論哲学」芳村思風語録より

2018年12月15日

幸せな人生 「いのちの理由」

■桃栗3年 柿8年

  桃栗3年   柿8年
  柚子(ゆず)は 9年の花盛り
  枇杷(びわ)は 9年でなりかねる

  梅は酸(す)い酸い 13年
  梨(なし)はゆるゆる 15年
  林檎にこにこ 25年

  銀杏の気違い30年
  人の命は 50年
  夢の浮世に ささので遊べ



1663 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
幸せな人生 「いのちの理由」

          ~ いのちの理由 ~


私が生まれてきた訳は 父と母に出逢うため
私が生まれてきた訳は 兄弟たちに出逢うため

私が生まれてきた訳は 友達みんなに出逢うため
私が生まれてきた訳は 愛しいあなたに出逢うため

春来れば 花自ら咲くように
秋来れば 葉は自ずから散るように

幸せになるために みんなが生まれてきたんだよ
悲しみの花の後からは 喜びの実が実るように

私が生まれてきた訳は 何処かの誰かを傷つけて
私が生まれてきた訳は 何処かの誰かに傷ついて

私が生まれてきた訳は 何処かの誰かに救われて
私が生まれてきた訳は 何処かの誰かを救うため

夜が来て 闇自ずから染みるよう
朝が来て 光自ずから照らすように

幸せになるために 誰もが生まれてきたんだよ
悲しみの海の向こうから 喜びが満ちてくるように

私が生まれてきた訳は 愛しいあなたに出逢うため
私が生まれてきた訳は 愛しいあなたを護るため

                                                                 さだまさし

2018年12月19日

幸せな人生 「一度しかない人生」

■かがやき創立5周年記念で 
[経営理念]
     自らが輝き スタッフみんなで輝いて
     大切なメンパーさんと共に輝く
1.健康でいつまでも若々しく、美しく輝く
2.心はいつも明るく生き生きと、人生を輝く

仕事は 人を喜ばせるためにある
仕事は 自分を成長させ 輝かせるためにある
仕事に生きがいを感じ 仕事を通して人生を築いていく

○大好きな仕事で人の役に立ち、夢と仕事が一緒になる
○仕事を通して健康と笑顔を広めていく
○顧客を褒め、励まし、喜ばせ、自信をつけさせる。
   それが私たちの”愛”です



1664 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
幸せな人生 「一度しかない人生を・・」

人生の幸せを願うなら、明確な目標に向かって
”気力”
を持続させることが大切です。
その気力は”志”の在りようで
生まれてくるのです。 

           ~1度しかない人生~

職業に上下もなければ、貴賤もない。
他のため、人のために役立つことなら、
何をしようと自由である。

しかし、どうせやるなら覚悟を決めて十年やる。
すると二十歳からでも、三十までには一仕事できるもの
である。
それから十年本気でやる。
すると四十までには頭角を現すが、
それでいい気にならずに、また十年頑張る。

すると五十までには群を抜く。
しかし五十の声を聞いたとき、大抵の者は息を抜くが、
それがいけない。
これからが仕上げだと、新しい気持ちでまた頑張る。

すると六十ともなれば、もう相当に実を結ぶだろう。
だが月並みな人間は、この辺りで楽隠居がしたくなるが
、それから十年頑張る。

すると七十の祝いは盛んにやってもらえるだろう。
しかし、それからまた更に十年頑張る。
すると、この頃が人生で一番面白い。

2018年12月28日

ことば遊び 「回 文(2)」

回文に興味を持ったのは、
粟津の国道8号線を通るたびに目に入る
ホテル「AKASAKA」の看板・・
左右どちらから読んでも「AKASAKA」になる。



1665 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
ことば遊び 「回 文(2)」

左から読んでも右ろから読んでも、同じ文章になる
回文
を集めてみました。

「唐突な客にトンカツ揚げ 熱燗と肉焼き 納豆と」
「買い入れか 小鯛 イイ蛸 カレイ イカ」

「うどん好きで 太っちょ次女 ちょっと不出来
   ズンドウ」
「お決まりのイクラから食い ノリ巻きを」

「食べたかい? 納豆とツナ イカ食べた」
「値いい甘鯛 サンマ 小鯛 イイダコ 満載だ
   まあいいね」

「ダメ スウプ薄めだ」
「今朝飲んだな、ひな壇の酒」

「おや、一人ビンの酒飲むの?今朝のんびりと冷やを」
「ナイス!焼くカニ とにかく安いな」

「飲むの? タン麺頼むの?」
「良い鯛買う?どう? 買いたいよ」

「串カツなつかしく」
「酒だ!いかん、こうも酔ったら、何なら断つよ、
   もう今回だけさ」

「ネギ西瓜の買い過ぎね」
「牡蠣すき焼き好きか」
「またコショウ買うよ、しこたま」

「里芋を三つも包み 重いとさ」
「よいか食べな 今夜ちゃんぽんちゃんこ鍋高いよ!」

2018年12月29日

千秋楽

■横綱輪島

輪島大士は、我が郷土・石川県七尾市出身の横綱。
金沢高校から日大相撲部へ・・大学では2年連続
学生横綱に。
1970年花籠部屋に入門。幕下を2場所連続で
全勝優勝して、当時の最短記録で十両入りした。
十両も4場所で、入門わずか1年で新入幕を果たす。

72年秋場所の千秋楽で、貴ノ花(父親)との
水入りの大相撲を制し、貴ノ花と共に大関に昇進。
大関4場所目の73年5月場所で全勝優勝し
て横綱に。
初土俵からわずか3年半の超スピード出世で横綱に
上りつめ、史上初の学士で本名の横綱が誕生した。
1970年代、故北の湖と共に「輪瑚時代」を築き
14回優勝している。

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1666  【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「千秋楽」

今年もあと2日で平成30年の千秋楽を迎えます。

『 あまたの空を 星は駆け抜けて
   今宵は夢の千秋楽
   想いは残る 胸の奥底まで
 
  今宵は巌(いわお)となりて
   茜(あかね)さす日輪は くるめく黄昏(たそがれ)
   尊き涙 燃ゆる血よ

   千代に八千代に
   千秋楽にあたり 番数も取り進みたり
   千秋楽にあたり めでたし ああ めでたしや 』

先月11月70歳で癌で亡くなった、第54代横綱輪島
大士氏の告別式において、デーモン閣下が献歌した
「千秋楽」の歌詞です。

”千秋楽”とは、中国で皇帝の誕生日に演奏された楽曲
「千秋楽節」の名で、法会などの最終日に演奏される
ことから、物事の最終段階を表す言葉として、用いられ
るようになった。

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