1650 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
幸せな人生 「才と徳(3)」
「才」と「徳」を完全に備えていれば”聖人”になる。
徳が才より勝っていれば”君子”になる。
才のみが長けている者は、やり手だが”小人”である。
才も徳もない、私のような人間は”凡人”です。
才能豊かでも徳のない者は、自分のことしか考えず、
他人のために尽くすことができない”小人物”になる。
自信過剰で、おごり、自惚れが強く、鼻持ちの ならな
い人間に多く見られます。
スポーツ界でも、名選手必ずしも名監督でないのは 、
いくら才に優れていても、徳がなければ、監督としては
成功しないからです。
一方、才能を他人のために尽くすことができる者は、
器が大きい。
才に秀でた者は、何かと人目に立ちたがるが、
徳のある者は、それを表に出さず、凡人のように振る舞
う。
他人が見ていようがいまいが、世のために陰ひなたなく
、一生懸命取り組む”隠徳”を備えた人が、徳のある人
になる。「能ある鷹は爪を隠す」です・・
自らの才を磨くだけでなく、徳を修め、徳を磨いて初め
て”聖人”の域に達するのです。