■金沢ことば
「〇〇さん結婚するげんて~」
「〇〇さんかっこいいジ」
「誕生日のお祝いにもらったがや」 『イージー』
「昨日東京に行ってきたウェ」
「ダラなことしとんなま、ダラブチ」
「え~い、ダラマ」
「あの人きかん人や」 「いじっかしい」
「頑張りまっしま」 「寄ってかんかいね」
「りくつな~」 「あり~気の毒なァ」
「だちゃかんがに なったわいね」
1616 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
ことば遊び 「金沢ことば」
〈 キノコ 〉
「キノコ狩り」は秋の楽しみの一つです。
「山へコケを採りに行かんかいね」・・
金沢ではキノコを総称して「コケ」と言います。
キノコ狩りで注意しなければならないのは「毒キノコ」
金沢では「毒ゴケに注意しまっし」と言う。
キノコを「コケ」と言うのは、北陸三県と岐阜県の一部
だけ。それ以外の地域で「コケ」は、ゼニゴケなどの
苔類のことを言います。
金沢に転勤で来た人が『今度の日曜、コケを採りに行く
まいかいね』と誘われ、蘚苔を採ってきてどうやって
食べる?・・不思議に思ったそうです。
〈 いなりうどん 〉
金沢出身の会社員が、大阪の店で「いなりうどん」を
注文したら、「いなりずし」と「うどん」のセットが
出てきた。
キツネの好物は油揚げ。キツネは稲荷神社の使いです。
「油揚げ=キツネ=おいなりさん」となる。
油揚げを乗せたうどん・・大阪では「きつねうどん」
だが、金沢では「いなりうどん」になります。
金沢の「いなりうどん」は、油揚げを味付けせずに短冊
に細かく刻んで入れる。東京や大阪の「きつねうどん」
は、甘く煮た油揚げを1枚、そのままどんぶりに乗せる。
〈 タヌキうどん 〉
一方「たぬきうどん」・・東京大阪は「揚げ玉」が一般
的です。金沢ではいなりうどんに、どろっとしたあんを
かけた「あんかけうどん」が「たぬき」なのです。
「せっかくおいでたがいし
おんぼら~と 食べてくまっしね」
頑張りまっし金沢ことば