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ゴルフでイッブスに!

■イップスになりやすい人

物事を突き詰めて深く考え過ぎる、几帳面
な性格の人は要注意です。

ドライバーであれパターであれ、苦手意識
を克服するには繰り返し練習することです
が・・
こうした性格の人は、練習を重ねると余計、
症状が悪くなってしまうのです。



1602 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
心と体の健康 「ゴルフでイッブスに!」

私のゴルフ仲間で、バターのイップスに悩んでいる人が
3人もいる。長い人は一年近く・・イップスに五十肩、
これほど厄介なものはない。

今まで出来ていたはずの動作が、何故か出来なくなっ
てしまう「イップス」と呼ばれる症状。
パターを打つときに、手がこわばったり震えたりする。

右手が勝手に打ち急ぐように動き、上手く決められない。
わずか1メートル先のカップに、手が震え固まってしま
い、思うように振れない。

動きが一度止まると、動き出せないのがイップスです。
パターだけでなく、ボールを遠くに飛ばすアイアンや
ドライバーでも症状が出る。

精神的緊張のせいと考えられてきたが、外すはずのない
何でもない距離を決められないときの、精神的ショック
は半端ではない。

ドライバーでは、アドレスの後クラブをティバックでき
ない。また、辛うじてトップまで持っていっても、
そこからダウンスイングに入れない。

狭いゴルフ場で打球が曲って、OBを連発して調子が
狂い始める。曲るのが嫌で思い切りよくに振れなくなる。 
すると余計曲るようになり、思い通りに飛ばせなくなり
、悪循環に陥っていく。

加えて五十肩となると、悩みは深まるばかり・・
競技歴が長く、スコアの良いシングルプレーヤーの
36%が、イップスに悩まされたことがあ
るという。

他に、日々練習を重ねる音楽家が、指が動かなくなって
ピアノやギターなどの演奏が出来なくなる症状も・・

長時間の反復練習が、動作を制御する脳の回路に
何らかの障害を起こすことが原因らしいが、詳しいこと
はまだわかっていない。

                                                      読売新聞「医療ルネサンス」

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