兼六園の早咲きのカキツバタ
1600 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「アヤメとカキツバタと菖蒲の違い」
春の兼六園は、三月の梅に始まり、桜、そしてツツジがぐ
美しい。すべてが咲き終わる5月下旬、カキツバタと
新緑が兼六園の魅力を引き継ぐ・・そして初夏を迎える。
兼六園が一番美しく輝くのは、冬、新雪が降った翌日に
晴れ上がり、太陽光が降り注ぐ、霞ヶ池の雪吊りだろう。
2番目が桜とツツジ。そして番目に美しいのがカキツバ
タでしょう・・
アヤメとショウブ、どちらの漢字も同じで「菖蒲」と
書く・・ややこしい。
またアヤメとカキツバタ、「いずれがあやめかかきつば
た」と言うように、よく似ていて見分けがつきにくい。
アヤメ
アヤメは草地や乾いた場所に、カキツバタと菖蒲は
池や小川などの湿地に育ち、何れも5月に美しい紫の花
を咲かせる。
菖蒲
菖蒲の花は猫じゃらのようで、園芸向き。観賞用には
向いていない。菖蒲湯や薬草に広く使われている。
カキツバタ
アヤメとカキツバタを見分けるには、花の付け根を見る
といい。アヤメの根元は網目状で、カキツバタの根元は
白いのです。