1585 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「人工知能AI革命(11)ハウステンボス」
ハウステンボスの沢田秀雄会長兼社長は、日本経済新聞
の取材に対し「3年後には従業員の3分の1、約400
人を削減できる」との見通しを語った。
ハウステンボスには約1200人の従業員が働いている。
同社は2021頃までに、約800人で運営する計画を
立てた・・余剰人員は、グループ内の成長分野へ配置
転換していく。
実現にはロボットや、あらゆるモノがネットにつながる
「IOT」を活用する。
ハウステンボスは、約250台のロボットを導入。
園内を案内するロボットも、この夏に配置する。
また、園内のゴミ箱に設置したセンサーで、ゴミの集積
状況を常時把握し、効率的に収集する実験を行っている。
パークに併設し、話題になつた「ロボットが働く変な
ホテル」は、宿泊者の入退館手続きや清掃、芝刈りなど
をロボットに任せ、144室を通常のホテルの4分のⅠ
,7人の従業員で運営する。
更に売店は、スマートフォンによる電子通貨による
支払いを導入・・現金不要のキャッシュレス化を実現
する。
決済の効率化は「レジ要員を減らし、顧客の待ち時間を
減らす」効果がある。
ハウステンボスは「変なホテル」で培った自動化ノウハ
ウを活かし、サーヒース業の生産性を高め、体質の強化
を図っていく。
本業の旅行業もAIの導入により、3000人いる接客
要員は、将来削減される見通しだ。
3月17日日経朝刊