1558 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「金沢・卯辰山寺院群」
1616年頃、加賀藩3代藩主・前田利常は、
一向一揆などの外敵から城を守る外堀として、金沢城下
3カ所に寺院を集めて配置した。
金沢城から見て北東の鬼門に当たる卯辰山山麓には、
50の寺社を配置。城の南東山手には「小立野寺院群」
そして城の南西、加賀平野から攻め上って来る外敵に
対しては、65寺を配置した「寺町寺院群」がある。
先週の日曜、寺町寺院群・4寺の、非公開文化財を見学
してきました。
古都金沢の3つの寺院群を散策すると、それぞれに趣き
があり、由緒あるお寺が次々見えてくるのです。
今回は「卯辰山寺院群」の中から、幾つかを紹介します。
[ 月心寺 ] 裏千家の祖「仙叟宗室」の墓
大樋長左衛門代々の墓
[ 蓮昌寺 ] 金沢四大仏・釈迦如来立像
[ 玄門寺 ] 金沢四大仏・阿弥陀如来立像
[ 真成寺 ] 初代中村歌右衛門の墓碑
[ 全性寺 ] 美しい楼門・仁王門には健脚を願う
大小様々な「わらじ」が奉納されている
[ 宝泉寺 ] 前田利家の守り神「摩利支天像」
[ 永久寺 ] 前田家の祈祷所
[ 龍国寺 ] 加賀友禅の祖「宮崎友禅斎」の墓
友禅堂茶室
[ 妙国寺 ] 日蓮作・大黒天像
[ 心蓮社 ] 阿弥陀三尊来迎図
通称「目開きの阿弥陀」
樹林に囲まれた遠州流庭園