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食と健康 「腸内環境と健康寿命」

■日本人の平均寿命

                                 女              男
1947(S22)  54才        50才

1955(S30)  67.8     63.6

1965(S40)  72.9     67.7

1975(S50)  76.9     71.7

1985(S60)  80.2     74.9

1995(H 7)    82.9      76.4

2005(H17)  85.5      78.6

2015(H27)   87            80.8



1554 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
食と健康 「腸内環境と健康寿命」

戦後、70年の間に女性は33才、男性は30.8才
平均寿命が伸び、100才以上の長寿は6万人を超えた。

昨年アメリカで「将来平均寿命は100歳を越え、死の
直前まで健康でいられる、健康長寿の鍵を突き止めた」
との公表があった。

健康でいられる健康寿命(2015年石川県の健康寿命
は72歳)と、平均寿命の間に10~13年の要介護
年数がある。
そこで、健康で長生きするには「腸内環境」を整えて、
健康寿命を延ばしてやる必要があるのです。

腸は栄養を吸収する消化器ですが、体を守る免疫の働き
もします。腸の長さは10~15メートル・・内側は
ひだひだ状になっている。
このひだひだの間に免疫細胞が詰まった「パイエル板」
がある。
免疫司令塔となる「T細胞」、病原体を殺す抗体を作る
「B細胞」、病原体情報を処理・伝達する「樹状細胞」
病原体殺傷能力の高い「キラー細胞」など・・
様々な免疫細胞が詰まっている。

腸内の病原菌を排除するだけでなく、善玉菌が活動しや
すいよう、腸内環境のバランスを整える働きをします。
腸内には、約100兆個の細菌がお花畑のように、種類
ごとに生息していて、これを「腸内フローラ」と呼んで
いる。

                             「腸内環境から未病を考える」基調講演より

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