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心と体の健康 「命ってなんだろう(2)」

■身につさけたのは・・

定年を二年後に控えた夫に、
「老後に生かせるあなたの特技は何?」
と聞くと・・
しばらく考えてひと言、『忍耐力だな・・』
そう・・
今まで、会社勤めや結婚生活を続けて
こられたのは、そのお蔭ね・・



1546  「吉村外喜雄のなんだかんだ」
心と体の健康 「命ってなんだろう(2)」

時間というものは1日24時間・・すべての人に平等に
与えられる。それをいかに上手に活かして、人生をより
豊かで有意義なものにしていくか・・
人生における最大の課題ではないでしょうか。

60歳を過ぎる頃から、自分に残された時間の使い方が
気にかかるようになります。
それについて日野原先生は ・・
『60代をまじかにしたこれから、いよいよ自分のやり
たいように「自分が自分を開発する自由」が与えら
  れる年齢です。
  そうして開発した自分を、社会に還元していくのが
   第二の人生における使命だと思うのです』

孔子は「50にして天命を知る」と言われました。
50代以降は、天に向き合う気持ちで・・
心の欲するところに従い  矩を超えず」という生き
方を強く求めていくのが、人生の基本だと思います。

60歳を過ぎると、いつ大病を患い、命を終える日が
くるか分かりません。
だからこそ、その残された時間を愛おしみ、出来る限り
捉われ事を少なくし、心を自由に、残された時間を
無駄
にしないよう、生きていきたいものです。

それには、自分本位の狭い考え方をせず、周りの
人や社会に、何か一つでも残していける・・
そんな生き方を
したいものです。

                             小野晋也「OAK・TREE 9月号」より

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