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赤ちゃんは顔を見分けて育つ

1540 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
心と体の健康 「赤ちゃんは顔を見分けて育つ」

私達大人は、千人の顔を識別できるという。
髪形や見る角度が変わっても、見分けることができるの
です。人間には、特別の識別センサーが備わっている
ようです。
私の会社には、子連れの若い女性がひん繁に訪れます。
生後間もない赤ちゃんを抱いているお母さん・・
赤ちゃんと目が合うと、とたんに泣かれてしまう。

「人見知りをするので・・」と恐縮し謝るが、お母さん
が顔を近づけてあやすと、直ぐに笑顔に戻ります。
赤ちゃんは、いつごろ顔を見分けられるようになるの
だろう?
生まれたばかりの赤ちゃんの視力は0.01程度・・
見える世界はピンぼけ状態。
それでも、生後数日でお母さんの顔を覚えてしまう。

英国の心理学者の実験で、顔の識別は「目、鼻、口の
配置」がカギを握っていることがわかった。
声やにおいの情報がなくても、見分けられるのです。

生後6ヶ月頃に、この識別センサーに変化が現れ、
”人見知り”するようになる。
「なじみの顔」と「珍しい顔」を見分ける能力が備わっ
てくるのです。

赤ちゃんは新しいもの好きで、しかも飽きっぽい。
いつも見慣れているものには、関心が薄れていく。
ところが「顔」だけは特別で、何度も繰り返し見ている
うちに、より魅力的に映るようです。

最近は、核家族化の影響で、おじいさんや男性の顔を
見て、泣く赤ちゃんが多くなった。
沢山の顔に触れさせることで、赤ちゃんの顔を見分ける
能力が向上します。赤ちゃんは、顔を識別しながら育っ
ていくのです。

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