1538 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
心と体の健康
「母と子のスキンシップの大切さ」
NHKのクローズアップ現代で、動物園のオラウータン
が交尾に興味を示さず、このままでは絶滅してしまうと
報じていた。
子育てをしようとしない母親サルが増えてきて、生まれ
てすぐ母親から離して、人間がミルクで育てたサルは、
成長して群れに入れても、群れの子ども仲間と遊べず、
大人になっても交尾が出来ません。
授乳の時の母と子の見つめ合い、まぐわいは愛の行動の
始まりです。
女性の社会進出が、母子のまぐわいを奪ってしまい、
ミルクで育てられた赤ちゃんが増え、母の乳房にすがっ
て乳を飲む、肌の触れ合いを遠ざけられた赤ちゃんが
増えているのです。
小学校が荒れ、イジメが増えているのは、元をただせば
授乳時の母子の愛情不足に起因しているのです。
他人から愛を与えられても、受け取る能力が低く、愛を
与えることを知らないまま、大人に成長していくのです。
思春期を迎えた青年が、好きな女性がいても愛を打ち
明けられられず、うつむいたまま、相手の目を見ないで
話す男性が増えているのです。
赤ちゃんのときの、母子の関係が影響しているのです。
ストーカーや痴漢が増えているのも、そうした社会背景
が影響しているのでしょう。