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A Iが癌治療に革命を起こした

■がん治療革命

今、癌治療の革命が始まっている。
これまでの抗がん剤とは全く違う仕組みで、
癌を攻撃する新しいタイプの薬が次々に誕生。

患者の遺伝子を解析し、最適な薬を選び出す
新たな医療が、アメリカで始まっている。
癌の治療薬を人工知能が教えてくれるのです。



1536  「吉村外喜雄のなんだかんだ」
「A Iが癌治療に革命を起こした」

癌治療の遺伝子解析を行うメディション社・・米国各地
の病院から年間4万人分の癌細胞が送られてくる。
同社は、遺伝子変異のタイプ、承認薬、臨床試験の有無
など、詳細な情報を担当医に伝えるサービスを行ってい
る。
今やこの会社の遺伝子解析サービスは、大都市から
地方の町まで、全米各地に及んでいる。
地域の小さな病院が最大の顧客になっているのです。

拠点となる癌専門病院では、遺伝子データーの蓄積に
力を入れている。
1万3千人のデーターを蓄積し、癌の原因となる遺伝子
変異を新たに見つけたり、薬の開発につなげたりしてい
る。
常に新しい発見がある・・千人の患者のデーターでは
分からなかったことが、1万3千人のデーターを見ると
分かってくるのです。

IBMは、AI人工知能による膨大なデーターの蓄積と
癌の遺伝子の解析技術を融合させたソフト「
ワトソン」
を開発した。
ワトソンの開発によって、これまで治療が難しかった
患者に、希望が見え始めた。

ワトソンに、2千3百万件余の癌に関わる医学文献情報
を学習させ、その上に遺伝子変異が特定できなかった
患者のデーターを読み込ませた。

その結果、癌の原因となる遺伝子変異を見つけられなか
った患者の3割に、ワトソンは異変の原因を見つけ出し
、個々の患者に適合した薬を選び出すことに成功したの
です。
ビッグデーターは非常に複雑で、人間が答えを導くには
限界がある。医師が1日に読める医学論文は1つか2つ
です。ワトソンは、人間では対処できない問題に速やか
に答えを出すのです。

医師はAIの指示に従って患者の治療に当たればよく、
今後、経験豊かな名医は不要になってくる。
遺伝子変異と薬の関係がわかってくれば、使ってみなけ
れば効果がわからない抗がん剤を投与して、患者を苦し
めるようなことはなくなるでしょう。
  

                             NHKスペシャル「がん治療革命が始まった」

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