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自然を知らない子どもたち

■家族キャンプ

「家族キャンプ」は、半数の子どもが
体験していないという。
私は、二人の孫を川や海、サイクリング
などに連れて行き、遊ばせた。

親が子どもに、辛い体験をさせることは
大切です。
野や山、川で遊ぶ楽しさを、子どもたち
の多くが知らないまま、大人になっていく。


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「吉村外喜雄のなんだかんだ」
幸せな人生 「自然を知らない子どもたち」

小学校五年生の孫、夏休みの「自由研究」何がいいか
まだ決められずにいる。
「昆虫を採取して標本にしたよ」と、私が子どもの頃の
話をすると、「それ、学校に持っていくの、ダメ」と孫。
「エッ、そうなの駄目なの??」

子供たちを集めた自然観察会で、セミやカエルを触らせ
ようとすると、「ばい菌だらけで汚い、怖い」と逃げ回
る子が多くなった。
見つけた天然ナメコを触らせようとすると、
「気持ち悪いジメジメしてる」と顔をしかめる。

観察会のリーダーの話では、親がそういうそぶりを見せ
る・・それを、子どもが真似る・・と歎く。
「自然体験」のないまま、大人になっていく子どもが
多くなった。

私の子どもの頃は、神社の境内、小川や近くの山が
遊び場だった。毎日暗くなるまで野山をかけ回っていた。
今の若いお父さんお母さんは、自然と接する育ち方を
していないから、子供と野山で遊ぶことがない。

親が子どもと一緒に遊んでやることです・・
「蝶やトンボを捕まえた」「池でアメンボウを追いかけ
た」など、父親が一緒に体験させなければ、知らない
まま大人になっていく。
私たちの世代では当たり前だったことを、あまりにも
知らなさ過ぎる。

こうした生活体験の豊かな子ほど”社会性”を身につけ
るのが早いという。
「友達が悪いことをしたらやめさせる」「バスや電車で
席を譲る」など、道徳感や正義感が育っていく。

子どもの頃の様々な体験が”想像力”を高め、
”創造力”が育まれるのです。

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