私の身内に、美大彫刻科を卒業後、
芸術家気取りが抜けず、売れない
作品を造り続けるやっかい者がいる。
妻にも愛想をつかされ離婚。今は
独り暮らしで、生活保護を受けている。
寄る歳には勝てず、病気になり数か月
入院した。その治療費は国が負担し
ている。
税金を収めるのは国民の義務です。
まともに働こうともせず、生活保護を
受けながら、好きなことをしている彼
を見ていると、何かしっくりしない。
1513 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
幸せな人生 「福祉制度が充実すると」
私たちは、子どもが産まれると、通院・出産にかかる
費用はもちろん、その後も養育費や教育費で、家計
のやりくりが大変です。
ところで、生活保護所帯で子供が生まれると、所帯人
数が増えるので、生活扶助、教育扶助、生業扶助などの
支給額も当然増額します。
更に妊婦加算、産婦加算、母子加算、児童養育加算など
が支給される。
子どもを1人生むと、支給額が約6万円増える。
2人生むと12万円、3人生むと18万円支給されます。
子どもが多いほど支給額が増える。
生活保護家庭は、医療費も出産費用も全額国の負担。
故に生活保護所帯は、子どもが増えると、一般の家庭
より良い暮らしができようになる?
こうした家庭の子供が大人になって、「生活保護から
脱出したい」と思うはずがなく、逆に「こんな簡単に
お金が貰えるのに、何でみんなそうしないの?」と
いった発想になる。
何もしなくても食べていけるのに、「働け」と言われて
も無理。働く意欲のない者を就労させるのは難しい・・
では、どうするか?
働けるのに働こうとしない人に対する生活保護を厳しく
制限するよう、法律を改正するしかない。
福祉や保護も度が過ぎると、社会性の欠如した無力な
人間を生み出してしまうのです。
負の連鎖について「生活保護を考えよう」より