1422 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
「韓国料理」
韓国の主食は日本と同じお米「ご飯」です・・粘り気が
あって、私たちが日ごろ食べているご飯と変わりがない。
韓国訪問中に出されたご飯は、白米のほか、雑穀を混ぜ
て炊いたご飯が・・夕食にお粥が出たことも。
ホテルの朝食バイキングでは、お粥が一番の人気・・
ふと見ると、韓国人の多くはお粥の上に(吉野家の牛丼
のよう)細切れの牛肉をたっぷり乗せて食べている。
「朝から牛肉?」と思いながら、真似て食べてみると・・
大変おいしかった。
副食のおかずは、金属のお椀に入った料理がテーブル
いっぱいに並べられる。みんなで食卓を囲み、好きな
料理を取って、食事を楽しむのです。
沢山の食材でお客様をもてなす・・韓国ならではの食
文化です。しかも、お代わりは自由で無料・・言えば
何度でも持ってくる。
一方日本料理は、すき焼きなど鍋料理以外は全て、
自分1人の料理がお膳に並べられる。
韓国訪問三日目の夕食はサムギョプサル(骨付きカルビ)
わらじのような大きな骨付きの豚肉をハサミでちょん切
り、鉄板の上で焼いて葉っぱにくるみ、一緒に焼いた
キムチを乗せ、味噌を付けてほお張る・・
さっぱりとして美味しい。ただ、一緒に出された味噌汁
のようなスープは、口に合わなかった。
毎食に出される、刺身やタコ、貝類、魚料理は、共通の
”くさみ”があり、日本料理のような”うまみ”が感じ
られない。皆一様に箸が進まないようで、食欲が湧いて
こない。
韓国料理に「唐辛子」は欠かせない・・
生のまま、あるいは粉にして、料理に・調味料・香辛料
として使われる。ニンニクやネギ、生姜などの香味野菜
も食卓に並ぶ。
大豆に唐辛子粉を加え発行させた調味料、コチュジャン
(唐辛子味噌)は私の好物です。
韓国料理の基本にあるのは「薬食同源」でしょうか・・
良い食べ物は、良い薬となり、良い身体をつくる。
自然治癒力を高めることを目的に発展してきた”韓医薬”
その伝統を取り入れた韓国料理や薬膳料理が、現代に
息づいている。
長い伝統に育まれた肉料理、スープ、鍋料理が美味しい。
また、焼いた肉を葉っぱで包んだり、食材を混ぜて食べ
る料理が多いのも、韓国料理の特徴でしょうか・・