« アイデアの男トーマス・エジソン | メイン | 発明は閃きから生まれる »

偉大なる事業家エジソン

■発明集団「メンロパーク・ギャング」
数々の成功の裏には、メンロパーク・
ギャングと呼ばれる40人のすご腕
発明集団がエジソンを支えた。

昼夜を問わず続く研究員たちの実験・・
あきらめを知らないエジソンの執念は、
とんでもない行動に走る。

疲れ切って居眠りをするスタッフには、
自ら発明した「電流椅子」で叩き起す・・
「眠ることは錆びつくことと同じだ!」と・・

更に、スタッフ全員を部屋に閉じ込め・・
「すべて完成するまで働け!家に帰るな」
エジソンの言動は常軌を逸していた。
しかし、それでも男たちはついていった。

国籍・学歴・職種はバラバラで、ほとんどが
エジソンより年上・・
いずれも自分の才能を信じて生きてきた
一匹狼たちである。

1411 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「偉大なる事業家エジソン」

日が落ちて街を明るく照らし出す・・
日常の暮らしに欠かせない”灯り”。
エジソンの生涯で最も偉大な功績「白熱電球」が、
人々の暮らしを一変させた。

「株式相場表示機」で得た大金を元手に、
数々の事業に成功したエジソン・・
ニュージャージー州
に研究所を設立。
ここで、世界初と
なる「蓄音機」の発明や「電話」の
改良に成功する。

その場に居ない人の声が器械から聞こえるという、
驚きに満ちた品々・・
不思議な発明、改良品を連発するエジソンを、
人々は「メンロパークの魔術師」と呼んだ。

当時「電球」は既に発明されていた。
光を発する
フイラメントは、高価なプラチナだった。
しかし発光時間が短いため、普及には至らなかった。

そこでエジソン、耐久性に優れたフイラメントの開発に
乗り出した。
世界中から様々な素材を集めて実験した・・
失敗に継ぐ失敗で、最適な素材はなかなか見つからない。
毎日16時間、寝る間を惜しんで研究に没頭するエジソ
ン・・
失敗は1万回にも及んだ。
「失敗なんかしていない。1万回うまくいかない方法を
見つけ出しただけだ・・あきらめることが失敗なんだ」
と・・
1883年9月、ニューヨーク・パール通りで大衆が
見守る中、106個の街燈に灯が灯った。
この時使われたフイラメントは、なんと京都石清水八幡
宮の
”竹”だったのです。

それまで40時間だった発光寿命を、1200時間に
延ばすことに成功したのです。
「結果を出すまであきらめない」
この執念、エジソンに従う発明集団が、それぞれ役割を
分担し、個々の能力を結集して、世紀の大発明をなし
遂げる原動力になった。

天才エジソンといえど、1人の力ではこの発明は為し得
なかった。
成功後、エジソンは全米で200以上の契約を結び、
電気事業を拡大するため、41歳の時、後の巨大企業
「エジソン・ゼネラル・エレクトリック社」を設立した。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.noevir-hk.co.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/2058

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

ひとつ前の投稿は「アイデアの男トーマス・エジソン」です。

次の投稿は「発明は閃きから生まれる」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.36