政治家の不祥事
1402 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「政治家の不祥事」
甘利明・経済財政担当大臣や、舛添都知事の事件・・
政治家の不祥事が公になると、野党やマスコミの格好の
餌食にされ、身ぐるみ剥がされ、国民の前に大恥をさら
すことになる。
以下、OAK・TREE第365号からの抜粋です。
『不祥事の一連の流れを見ながら、日本の政治の未熟さ
というか、異常さを痛感せざるを得ない。
それは決して、事件を起こした政治家の金銭疑惑を否定
するものではない。
違法性があるならば、きちんと裁かれなければらない。
政治家は、金銭の問題で疑惑を持たれることのないよう
、最大の注意を払わなければならないのです。
ここで問題なのは、こうした不祥事が浮上すると、まるで
「鬼の首を取った」ようなはしゃぎぶりをする、政治家や
マスメディアの安直な振る舞いである。
これまで政治家が残してきた実績に対して、一定の評価
を加味した上で問題を論じ、対応すべき・・という論調
が 生まれてこないことです。
不思議に思うのは、国会における中心的課題は、当然の
ことながら、国家にとっての重要課題を論じ合い、それに
一定の結論を出して、国論を統一する役割である。
つまり、政策をめぐっての議論こそが、重視されるべき
であるにもかかわらず、政治家一個人のお金をめぐる
問題の方が、政策よりも重大な関心事になり、国民も
それを異常なことだと認識しないのは、何故なのかとい
うことである・・ 』