1399 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
~幸せな人生~
「仕事は取り組み方しだい(2)」
■新入社員に聞かせたい話です。
帝国ホテルで料理長を26年間務めた村上信夫氏。
新入りで厨房に入って、3年間鍋磨きをさせられた。
料理に触れることも習うことも一切許されなかった。
ほとんどが1年も満たずに辞めていく中で頑張った。
「日本一の鍋磨きになってやる!」と決意したのです。
毎日懸命にピカピカに磨いた。
不思議なもので、気持ちを前向きに持つと、どんな仕事
であれ、面白くなってくる。
料理の残った鍋には洗剤が入れられ、新入りがソースを
なめても分からないようにしてあった。
仕事ぶりが認められ、村上さんだけなめさせてくれた。
誰でも、新人の時に経験する下積み・お試し期間。
与えられた仕事に不服を言わず、黙々とやっている人に
神様がほほ笑むのです。