■日韓親善
昨年、小野晋也先生を団長にした
日韓親善・全羅南道の旅に同行した。
日本と隣国韓国の関係・・
「いつまでも冷え切ったままでは良くない」
と誰もが思っている。
原因の一つに、両国の歴史認識のズレが
ある・・「悪いのは相手国、間違っている
のは相手」・・いつまでも平行線のまま。
それが「竹島問題」「教科書問題」
「靖国神社参拝」などに表われている。
ただ「仲良くしよう」と言っても、わだかまり
を溶かない限り、心を開こうとはしなない・・
1382 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
歴史から学ぶ 「日本から朝鮮へ文化伝播」
韓国と日本の文化交流は千数百年、中国の先進文化が
朝鮮半島で消化され、日本に伝えられるのが一般的でし
た。
明治以降、西洋の先進文化を日本が受け入れ消化した
ものが朝鮮に伝わるようになった・・逆転現象が起きた
のです。
日本から朝鮮への文化伝播は、人の移動によるものと、
統治国が自国の文化を強制的に移入させようとする・・
何れかで浸透していった。
朝鮮統治以降、朝鮮に移住する日本人が急増・・民間人
約70万人が朝鮮半島の隅々に移住し定着した。
日本人の移住によって、朝鮮に日本文化が広まったので
す。
また日本から、先進的学問と技術が持ち込まれ、権力の
庇護のもと、官僚だけでなく農業・商業・工業すべての
職種で主要な地位を独占・・朝鮮社会に及ぼす影響は
大きかった。
しかし日本人移住者は、韓国社会に同化しようとせず、
日本から持ち込んだ生活様式と文化風習を、頑なに守ろ
うとした。
支配者という有利な条件を後ろ盾に、日本文化が韓国
社会に浸透していったのです。
それには日本固有のものもあったが、大部分は西洋の
文化を日本が受け入れ消化したものだった。
最初のころは、韓国人も抵抗なく受け入れることができ
た・・しかし 次号へ