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幸せな人生「人生の節目を考える」

4月に新しい社会人が誕生する。
多くの親は、我が子を一部上場の企業に就職
させることが最大の幸せ・安心と思っている。

念願叶って一流会社に就職。
入った会社は優秀な人材がうようよ ・・
頑張って出世し、管理職になった。

しかし「業績が振るわない」「部下の不祥事」

「健康を損ねた」などで、思わぬ降格・左遷・・
出世コースから外される・・ 

「こんなはずではなかった」と

人生をあきらめてしまう人の何と多いことか。



1361 【吉村外喜雄のなんだかんだ】

幸せな人生「人生の節目を考える」


「経験を積んだ人ほどうっかりミス」をして、
大きな 失敗や事故を起こすと言われている。

年も30を過ぎると、ベテランの域に入ってくる。
肩書きが付き、”恥”をかけない年齢になってくる。

「いい歳をして、こんなことも分からないのか」と
バカにされるのが怖くて・・分からないことがあって
も、先輩・同僚には聞けない。そこから判断ミスが生じ

る。
”弱み”を見せたくない、 知られたくない ・・
隠そうとする心理が働く。

某大手の中部支社長だった某取締役・・北陸の子会社の
社長を命じられ、「しっかり業績を上げて戻ってこい」
と本社社長に肩を叩かれ、赴任してきた。


表向きは栄転だが、部下800名の支社長が、
北陸の150名の子会社の社長になったのですから・・
「出世コースから外された・・業績を上げて本社に戻り
たい」と思ったことでしょう・・

赴任後、獅子奮迅の働き・・積極経営が功を奏して、
業績は右肩上がり。
ところが、無理がたたって健康を害してしまった・・
「会社を休めば業績に影響する。今が踏ん張りどころ」

単身赴任で、相談する相手もいなかった。
あげく、半年入院療養することに・・

病気が全快した後、孫会社へと落ちていった。

同僚の取締役に遅れを取りたくない・・早く本社に戻り
たい。
地位・世間体・見栄、様々な思惑がからんで自分を見失

なった。人生思い通りにはならないし、この先どうなる

分からない。
人生に行き詰った時、人生の節目に出
会った時・・
一度そこに立ち止まってみる。

「自分が本当にやりたいこと、やりたかったことは
   何か? 今のままの人生でいいのか?」
自らを見つめ直し、振り返えってみて、残された人生を

考えるよいチャンスがやってきたと思えばいい・・

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