安全先進自動車
■安全先進自動車
◎ 衝突被害軽減ブレーキ
最も多い事故は「追突」
◎ 車間距離制御装置
前走車に合わせて自動加速・減速
前の車との車間距離を一定に保って走行
◎ 車線逸脱警報装置
◎ ドライバーの死角識別装置
(リアビークルモニタリングシステム)
◎ 自動切替型前照灯
1360 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
自動ブレーキなどを搭載
「安全先進車の保険料割引」
2月25日の昼、大阪・梅田の交差点で、乗用車が歩行
者をはね、多数の死傷者が出た事件・・運転していたの
は、会社経営の51歳の男性。
病気知らずだったのに、突然の大動脈解離で意識を失い
暴走。体が硬直して反り返り、アクセル踏みっぱなしに・・
他人事では済まされない事件でした。
今注目されている自動ブレーキを搭載していれば、突然
失神して、アクセルから足が離れなくても、車が危険を
察知して自動ブレーキがかかり、止まってくれるのです。
自動ブレーキなど安全装置を搭載した車種は「先進安全
自動車」(ASV)と呼ばれる。
運転席の上部に付いたカメラで前方の車を感知し、衝突
を回避する富士重工業の運転支援システム「アイサイト」
がその代表だ。
走行車線のはみ出しを防ぐ「レーンキープアシスト」や
、速度を調整しながら前方との車間距離を保つ機能も
実用化されている。
自動ブレーキなど、先進的な安全装置を搭載した自動車
の保険料を、来年2017年の1月から平均10%割り引く
ことになった。
交通事故防止効果とともに、新車販売の促進になります。
自動車保険の年間保険料は平均6万5千円。
保険料が割引の対象になるのは、新車割引(約10%)、
エコカー割引(約3%)、ゴールド免許割引(約12%)
など・・
”ASV”に10%割引が適用されると、保険料は
5万8500円になる。他の割引と組み合わせると、
割引率は更にアップする。
国交省によると、14年度の自動ブレーキの搭載車は
約180万台。 ASV全体の市場規模(装置のみ)は、
一昨年の720億円から、10年後の2025年には、
2200億円規模になると予測される。