■過去の政治犯罪を清算する
日本は、65年に調印された「日韓基本条約」
以降、韓国からの個人の請求権は一切解決済
みとしている。
韓国はその後、強制動員の被害の真相究明に
乗り出し、軍人・軍属や従軍慰安婦、労働者
として駆り出された被害者への支援・救済に
乗り出した。
日韓の政府交渉で、そうした人たちの名誉は
回復された。しかし、従軍慰安婦については
韓国政府は認定せず、執拗に日本政府に謝罪
と解決を求めてきた。
1356 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
歴史から学ぶ「韓国・過去清算」
韓国政府は、過去の歴史を振り返って、日本による植民
地支配からノテウ政権までの間に行われた、様々な国家
権力による暴力・人権侵害を再調査した。
過去にも真相を究明し、被害者に対する補償は、一部の
事件に対しては為されたが、きちんと清算されることは
なかった。
例えば「光州民衆抗争」・・武力鎮圧の被害者に対する
補償と名誉回復はなされたが、肝心の責任者の処罰、
戒厳令が敷かれた時、軍側がとった不法な行為に対する
法的 、社会的断罪はなされなかった。
(2015.8..9吉村外喜雄のなんだかんだ
「5.18光州民主化運動」検索)
事件発生の原因を突き詰め、再びそのような事件が発生
しない仕組みを作るまでには至らなかった。
2003年のノムヒョン政権になってようやく、本格的
に過去の清算を行うようになった。
過去の政権が犯した暴力、不正などのあらゆる事実を
整査し、過ちを犯した人物や勢力を断罪すること・・
そして、被害を受けた人々の名誉を回復させ、彼らが
被った損害を補償・賠償することにある。
ノムヒョン政権の「過去清算」の特徴は、処罰を前提に
せず、知らされていない事実を明らかにして、被害者と
加害者の和解を目指すことにあった。
(なぜ、慰安婦問題に韓国政府がここまで執着し、日本
に謝罪を求めるのか? 少し理解できたように思います)
李泳采/韓興鉄 著「なるほど!これが韓国か」
初~3代 李承晩(リ・ショウバン)
選挙不正でハワイへ逃亡
5~9代 朴正煕(パク・チョンヒ)
夫人と共に暗殺される
11~12代 全斗愌(チョン・ドゥファン)・・軍事政権
光州事件で無期懲役
13代 盧泰愚(ノテウ)
収賄容疑で逮捕、懲役17年
14代 金泳三(キム・ヨンサム)
次男が不正を働き逮捕
15代 金大中(キム・デジュン)
息子2人が金銭授受容疑で逮捕
16代 盧武鉉(ノムヒョン)・・過去清算
収賄容疑を受け、自殺
17代 李明博(イ・ミョンバク)
兄が不正資金で逮捕。長男は脱税容疑
18代 朴槿恵(パク・クネ)
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