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元気な北陸(2)

引き出物にこだわる北陸


結婚式の引き出物の品目数・・
北陸3県は 平均4.5品目、全国平均2.9
品目よりはるかに多い。

招待者1人当たり9,800円で、金額も
全国平均 6,500円を大きく上回る。


引き出物を選ぶ際に「親が関わった」のは
5人に2人。全国平均は5人に1人。


引き出物の慣習になっている、細工かまぼこ

(富山)や、鶴亀の和菓子(金沢)、赤飯を
入れるかどうかで悩む。

九割が新婚旅行に行き、旅行費用も平均

70万円・・何れも全国1位だ。

                                            読売新聞

 

 

1333 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「元気な北陸(2)」

福井県は、社長の排出率日本一です。

眼鏡・繊維・漆器産業が集積する、福井市に隣接する
”鯖江”の力が大きい。
鯖江の産業はどれも昔からある業態・・しかも中小企業
いわば斜陽産業だ。

「リスクは最大のチャンス」・・業界が消滅する
事態に
直面しないと・・”本気”が出ない。
本気で取り組む企業だけに”再生”がある。

「斜陽産業」も、裏返せば「先端産業」になる。


人口減がどん詰まりになると、本気で人口問題に
取り組 むようになる。
いま、人口7万弱の鯖江市が、「鯖江に学べ」と
地方
活性化のモデルになろうとしている。


鯖江は絹織物で栄え廃れた。大正期、眼鏡で再生する。
だが90年代、安価な中国眼鏡に取って代わられビンチ
に・・

それを最新技術で乗り越え、眼鏡フレーム業界シェア

20%を維持し、1社あたりの出荷額は1億4千万円と

過去最高です。
人によつて”本気”が培われる・・本気が富山の岩瀬を
”新生”し、鯖江を何度もよみがえらせた。

そして今、400年の伝統ある石川の九谷焼が、
若手
作家たちによって、よみがえろうとしている・・
切磋琢磨、伝統と革新が融合し、次々起業家を排出して

いくのです。
                                  理念と経営「未来は地方から始まる」

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