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余分なことを考えずプレーする

人格が表われてくるゴルフ

これからパッティングに入ろうとするとき、
プレーヤーのラインの真後ろに立って、
観察に余念のない人がいる。
また、ティマークぎりぎりにボールを置く人が

いる。

この手の人に限って、グリーン上で1ミリでも

前方にマークして、有利に企ろうとする。

その性格に余裕がなく、品性は「さもしい」の

一語につきる。

こうしたスコア至上主義者たちは、
パートナーの目を盗んで、素早くライの改善
をやるだろう。そのセコい性格が嫌われ、
生涯真の友達ができないタイプである。


ハーフの9ホールが終わるまでに、人柄が

すべて露呈されてしまう・・それがゴルフです。


                    ゴルフエッセイスト/夏坂 健



1319 【吉村外喜雄のなんだかんだ】

「余分なことを考えずプレーする」


ラウンドに入る前、一番ホールに立って、コースを眺め
ながら・・
「今日は八分の力で力まずに・・飛距離を間違えないよう

クラブ選択には注意しよう」「バンカーには入れないぞ」

などと、ゲームの組み立てをあれこれ考える。


しかし、思い通りのプレーが出来たためしは一度もない。

要は、スタート前のゲームの組み立てを考えることなど、
私にはまったく無意味なことなのです。

余分なことは一切考えず、目の前のプレーに集中して、
やるべきことだけをやる。


ドライバーを持ったら、まず最初の落とし場所を見定め

る。例えば380ヤードのミドルホールだったら、自分の

ティショットの距離は200ヤード、残りは180ヤードだ。


何とかツーオン出来る距離だが、両サイドにバンカーが

、グリーンに乗せられる確率の高い距離は130ヤード
までだ。

160を超えたら、惑わずスリーオン狙いに切り替え、
二打目は、バンカーに入らない距離に落とすクラブを
選ぶ。

私の得意な距離は50~90ヤードです。三打目をピン
近くにデッドに落とし、ワンパット・パーを狙う。

池越え・谷越え・OBゾーン・・入れてはならないバン
カーなど、それぞれのコースに、様々な落とし穴が待ち

構えている。

下手な私は、ついそうした周りの景色に囚われてしまい
、スイングに影響する・・コース設計者の思惑にハマり
込む。
結果、やってはいけない大叩き・・苦手コースを作って
しまうのです。故に、やれ左がOBだ、右へ打ち込んだ
ら松林だなどと、周りを見ないようにする。

不必要なことは一切考えず、落とし所だけに目線を集中

してプレーすることです。

                                           「坂田信弘のゴルフ心理学」より

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