ケントギルバートが語る韓国の矛盾
■ケント・ギルバート
米カリフォルニア州弁護士・タレント
1952年米アイホダ州生まれ、ユタ育ち
71年来日
80年国際法律事務所東京事務所に赴任
83年TV番組「世界まるごとハウマッチ」に出演
人気タレントへ・・
1310 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
ケントギルバートが語る韓国の矛盾
「独立運動の国民的英雄/安重根」
伊藤博文を銃撃殺害した安重根(アン・ジュングン)が、
独立運動の国民的英雄として、国立天安独立記念館の
中庭に展示されているのを、先月韓国を訪れ見学 した。
安重根という人物は、今の韓国人が信じているような
英雄的抗日運動家ではなかったとケント・ギルバート
ケント/韓国人は安重根を理解していません。
安が殺害した伊藤博文は、日韓併合に極めて慎重でし
た。伊藤がいなくなったことで、日韓併合は一気に加速
したのです。
今年の3月5日、駐韓米大使を襲った金容疑者と同様、
自らの短絡的な行動によって、自分が最も望まない結果
を招いてしまったのです。
当時安重根は、明治天皇に大きな敬意を抱いていました。
そんな安が伊藤博文を襲ったのは、「伊藤が天皇陛下の
意志に反した政治を行う大逆賊である」と考えたことが
最大の理由です。
安は、日本の一部の民族主義者の間で支持されていた。
そのわけは、安が欧米列強の搾取を目的とした植民地
支配に異議を唱えていたからです。
天皇に敬意を示し、「欧米の植民地となったたアジアを
解放しなければならない」とする安重根の思想は、
やがて日本が提起する「大東亜共栄圏」の思想と同じなの
です。
つまり、安重根を英雄として奉ることは、今の韓国人が
忌嫌っているはずの、戦前の日本の政治思想をそのまま
敬っていることにほかなりません。
歴史的ファクトを無視し、歴史を知らない韓国人に自己
矛盾が生じているのです。
「ヴォイス六月号」