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2015年09月02日

ケントギルバートが語る韓国の矛盾

ケント・ギルバート

米カリフォルニア州弁護士・タレント

1952年米アイホダ州生まれ、ユタ育ち

71年来日

80年国際法律事務所東京事務所に赴任
83年TV番組「世界まるごとハウマッチ」に出演

人気タレントへ・・



1310 【吉村外喜雄のなんだかんだ】

ケントギルバートが語る韓国の矛盾
「独立運動の国民的英雄/安重根」

伊藤博文を銃撃殺害した安重根(アン・ジュングン)が、
独立運動の国民的英雄として、国立天安独立記念館の
中庭に展示されているのを、先月韓国を訪れ見学 した。

安重根という人物は、今の韓国人が信じているような
英雄的抗日運動家ではなかったとケント・ギルバート


ケント/韓国人は安重根を理解していません。
安が殺害した伊藤博文は、日韓併合に極めて慎重でし
た。伊藤がいなくなったことで、日韓併合は一気に加速

したのです。
今年の3月5日、駐韓米大使を襲った金容疑者と同様、
自らの短絡的な行動によって、自分が最も望まない結果
を招いてしまったのです。


当時安重根は、明治天皇に大きな敬意を抱いていました。

そんな安が伊藤博文を襲ったのは、「伊藤が天皇陛下の

意志に反した政治を行う大逆賊である」と考えたことが
最大の理由です。

安は、日本の一部の民族主義者の間で支持されていた。

そのわけは、安が欧米列強の搾取を目的とした植民地
支配に異議
を唱えていたからです。


天皇に敬意を示し、「欧米の植民地となったたアジアを
解放しなければならない」とする安重根の思想は、
やがて日本が提起する「大東亜共栄圏」の思想と同じなの
です。
つまり、安重根を英雄として奉ることは、今の韓国人が

忌嫌っているはずの、戦前の日本の政治思想をそのまま
敬っていることにほかなりません。


歴史的ファクトを無視し、歴史を知らない韓国人に自己

矛盾が生じているのです。
                                                                 「ヴォイス六月号」

2015年09月06日

ケントギルバートが語る韓国の矛盾(2)

「白丁」とは
朝鮮王朝時代、屠殺、肉類販売などを業とする
人々を卑しんで、白丁と呼んだ。

白丁は、最も低い身分である”賤民”に属した。

賤民には奴婢(ヌヒ)や妓生(キーセン)も含まれ

るが、白丁は奴婢より更に卑しいく、両班の所有

財産として殺しても罰せられることはなかった。



1309 【吉村外喜雄のなんだかんだ】

ケントギルバートが語る韓国の矛盾(2)

「身分解放を断行した日本政府」


日本に併合されるまでの朝鮮は、厳しい階級格差と差別
に何百年苦しんできた。両班(やんばん)という階級を

頂点とした”良民”と、奴婢(ぬひ)や白丁、僧侶などの

”賤民”に分けられていた。


両班は、汗をかくような労働を嫌悪し、箸より重いもの
は持たないことを誇りにしていた。
自分より下層の者を徹底的にいじめ、金品を差し出させ
、いうことを聞かなければ、拷問しても罪に問われない
特権を、何百年も守り通してきた。

両班から非人間的な仕打ちを受けていた賤民階級は、
住居や職業、結婚などで激しい差別を受け、奴隷として
市場で売買され、白丁に至っては家畜同然の扱いを受け
た。もちろん文字など読めません。

朝鮮や中国、欧米などでは当り前だった”奴隷売買”の
習慣が日本にはなかった。日本で中世以降統治者となっ
た武士階級は、兵士であると同時に有能な官僚でした。

「武士は食わねど高楊枝」で言い表される「清貧」と「誇り」
を大切にする日本の武士は、庶民の期待と憧れの的でし
た。故に「忠臣蔵」などが、庶民にもてはやされたのです。

同じ支配層でも、庶民の恨みと憎悪の対象だった両班と
は真逆です。
明治天皇の臣民として、上下差別なく文明開化を実現し
てきた日本人には、到底受け入れがたい朝鮮の身分制度
・・朝鮮近代化の足かせになる悪しき習慣を無くそうと、
併合後直ちに「身分解放」に取り組んだのです。

「身分解放」は、朝鮮近代化への第一歩となった。
若者たちに学問の機会を広く提供し、白丁の子弟も学校
に通えるようになった。

日本の朝鮮政策は、欧米の搾取を目的とした「植民地化」
ではなく、明治維新に沖縄を日本に併合したように、
朝鮮の民を同じ日本人として迎え入れる「併合」だったの
です・・
植民地なら、国のお金を注ぎ込んでまで勉強を教えたり
しません。
日清戦争で勝利した日本は、朝鮮を中国から独立させ、
身分解放を行ったことは、リンカーンの「奴隷解放宣言」
に匹敵する先進的政策で、韓国近代化の促進剤になった
ことは、まぎれもない歴史の真実なのです。

今日の韓国は、この点だけでも日本に大恩があるはず
なのに、それに対する感謝の言葉は聞いたことがありま
せん。

                                                                 「ヴォイス六月号」

2015年09月09日

ケントギルバートが語る韓国の矛盾(3)

外国人の日本人と韓国人の評価


外国人の日本人の評価は、「正直」「誠実」
「親切」「勤勉」「冷静」「寛容」「トラブルを嫌う」
などですが、韓国人は見事にこの真逆です。


多くの外国人は、知れば知るほど韓国から
気持ちが離れていきますが、私のように
どんどん日本が好きになる外国人は多い
のです。
正義感は強いが感情的にならず、穏やかに

暮らす日本人に、好感が持てるのです。


                                 ケント・ギルバート



1311 【吉村外喜雄のなんだかんだ】

ケントギルバートが語る韓国の矛盾(3)

「韓国人こそ歴史を学べ」


朝鮮を併合した日本政府は、日本国民から集めた血税の
多くを朝鮮の近代化に注ぎ込み、上下水道や電気、道路

や鉄道などを整備した。


北朝鮮には、琵琶湖の半分に及ぶ湛水面積を有する巨大
な”水豊ダム”がある。当時の日本の土木技術の粋を尽く
し、昭和の黒四ダムを上回る膨大な予算を注ぎ込み建設
された。
終戦一年前の1944年に完成・・発電規模は世界最大級
を誇った。

併合から四十数年、朝鮮半島の発展のために努力して
きた日本を、今の韓国政府とマスコミは、歴史の真実を
知ろうともせず、口汚く罵っている・・まさに「恩知らず」だ。


戦後、韓国政府は「日本憎し」のあまり、学校教育の場で
一貫してありもしない歴史を教え続けてきた。
そして自国を「戦勝国の一員で、連合国側だった」と国民
を洗脳する努力を重ねてきた。

しかし1945年の戦争終結の日まで、朝鮮の国民は

日本人の同朋であり、日本人として連合国と戦い、終戦

を迎えた。
戦後建国された大韓民国は、終戦時存在していない。
中国もまたしかり・・日中戦争当時の中国は、主に国民党
の統治下にあって、共産党が前面に出て戦っていたわけ
では
ない。
この9月3日の抗日戦勝70年式典で、朴大統領は習氏

と会談し、「前世紀、両国が日本の侵略と闘い、困難な
歴史を伴にした」と語った。

韓国に、日本と戦って独立を勝ち取った歴史は存在しな
い。史実を歪曲してでも「独立運動を戦って植民地支配

から解放を勝ち取った」という、独善的で偽りの歴史認
識を、無理やり
強調しているだけなのです。


終戦時には存在していない国が、どうして「戦勝国」に
なれ
すか。
                                                             「ヴォイス六月号」

2015年09月12日

集団的自衛権の是非を問う

朝鮮併合


江戸末期の日本には、西洋の列強と互角
に戦える軍隊がなかった。
このままでは列強の植民地にされてしまう
と、明治政府は豊国強兵に努めた。

当時李氏朝鮮もまた、南下してくるロシアを
防ぐ軍事力を持たなかった。
朝鮮がロシアの植民地になったら、
日本は ロシアと国境を接することになる。


朝鮮半島の近代化を推し進めようにも、
当時の朝鮮は国の体をなしていなかった。
朝鮮政界の第一党も、日本と合併すること
が最善と考えるようになった。


軍事力を背景に、植民地を拡大してきた
西欧列強とは異なり、両国及び列強の合意
を得て、併合に調印したのです。



1312 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「集団的自衛権の是非を問う」


軍隊を持たない日本・・国を守るのは自衛隊の任務だが
、 有事の際の集団的自衛権行使への、国民の理解が
十分ではないようです。
「いざとなれば、アメリカが日本を守ってくれる」
日本人は、本気でそう思っているのだろうか?

アメリカが有事の際、今の日本は何もしないし、
何も
出来ない・・なのに、日本が有事の時は、アメリカ

莫大な軍事費と国民の生命をもって、日本を守らなけ

ばならない・・アメリカ国民の答えはNOである。


かって、ヨーロッパの小国ベルギーは中立を宣言し、
外交の力で自国の平和が維持できると考えた・・
他国の”善意”に依拠したのです。
期待は裏切られ、二度の世界大戦でドイツの侵略を
許してしまった。

戦後、ベルギーはこれを教訓に、集団的自衛権行使に
重きを置いて、自国は自らが守る自己防衛に転じた。


「1%でも善意に頼れない国があれば、私達の安全は

破壊される」と国際政治学者・細谷雄一氏。
70年前の8月、日本も同様の経験をしている。
ソ連の満州などへの侵略だ・・中立条約を守るという
善意
がソ連にはなく、多くの日本人が犠牲になった。


今国会で、安全保障関連法案の是非が戦われている。
「中国が日本の領土をかすめ取ったり、北朝鮮が攻撃を
  仕掛けてくるはずがない」・・こんな法改正は不要との
批判もあるが・・
北朝鮮独裁政治の動向の予測は困難だし、尖閣諸島の

日本の領海内を、警告を無視して侵犯し続ける中国・・
両国に「善意が通じる」と思っている人はいないだろう。
 
「地獄は善意の敷石で敷き詰められている」
欧州のことわざです。
「悪人の中には  善意の行為を主張するやからが多い」
との解説もある。

確率はわずか1%でも”悪意”への備えを怠らないことが、

安全保障の肝である。

                                                           読売新聞「編集手帖」

2015年09月15日

集団的自衛権の是非を問う(2)

憲法改正

世界の国々は、時代の変化・要請に即して
憲法改正を行ってきた。
主要国の過去70年の改正数は・・
戦勝国 ・・ フランス 27 回     アメリカ  6 回

敗戦国 ・・  ドイツ   58 回    イタリア 15 回

その他 ・・  スイス 140 回    カナダ 16 回

                 韓 国   10 回


日本は一度も改正していない。
それが国や国民にとって良いことなのか?
諸外国はなぜそんなに頻繁に改正するのか?
その理由は何なのか?



1313 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「集団的自衛権の是非を問う(2)」


外国から武力攻撃を受けた時・・
本来の「個別的自衛権」と並んで、自国と密接な関係に
ある同盟国が、その攻撃を自国の安全を脅かすものと
認め、必要かつ相当の限度で反撃できる権利を、
「集団的自衛権」という。


今回審議されている関連法案は、極めて限定的な集団的
自衛権を認めるだけで、武力行使は自国が危ない時に
られている。
何もしなければ、国民の生命や自由、幸福追求の権利が
覆されてしまう事態の時です・・
しかも「ほかに手段がない」場合に限定している。


他国と武力衝突を招くのは良くないからと、無防備でい
れば、主権や自由が相手国に奪われてしまうことに・・
それでもよいというのか?

尖閣諸島を奪われようが、ミサイルで脅されようが、
何も抵抗しないことが「国際社会で、真の平和国家の
地位を占める」と主張する一部の憲法学者たち・・

最終手段として、力で守らなければならない状況に備え
ようとする政府と、平和理想論者とが、かみ合う はず

がない。

自衛隊が、米軍の日本防衛以外の作戦に直接協力できな
い理由として、憲法九条では・・
「国際紛争解決の手段としての武力行使は禁じており、
自国防衛以外の武力行使は認めない」と定めている。


集団的自衛権の趣旨は、同盟国が攻撃されるか、
あるいは同盟関係になくても、自国の安全保障上切って
も切れない国の求めに応じて、共同軍事行動を取ること
にある。

例えば、米国領のハワイが攻撃され、自衛隊が米軍を
支援するなら、集団的自衛権の行使になります。
しかし、米国が本国の防衛でもなく、国連安保理の決議

もなしに行ったイラク攻撃などに、日本が参加するのは

該当しない。

ところで、憲法九条と同趣旨の武力行使の禁止は、
「国連憲章」「対日平和条約」「日米安保条約」にも
定め
られていて、憲法を改正したところでどうなるもの
でもない。

                                                                       読売新聞

2015年09月17日

歴史から学ぶ 「スイス・中立国の条件」

日本人の愛国心

2005年国連の「世界価値観調査」で、調査対象
24ケ国の中で、日本の愛国心は最下位だった。

もし戦争が起きたら、国のために戦うか?

の設問に「はい」と答えた日本人はわずか15.1%

スエーデン 80.1%     中国 75.5%

アメリカ      63.2%


あなたは○○人であることに誇りを感じますか?

の設問に「はい」と答えた日本人は57.4%で
ビリから2番目の23位。


国を捨て、ヨーロッパを放浪するシリア難民を見て、
日本人はどう思うか・・日本人であることへの愛着心
が薄く、国家への忠誠心も欠如。

そんな民族は、世界で日本以外無いだろう。

 


1314 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
歴史から学ぶ 「スイス・中立国の条件」


「永世中立国」のスイス・・
日本で
はスイスを「非武装中立国」と思い込んでいる人

が多い。 スイスには軍隊があり、国民皆兵制を基本に
据えて、独立を守り通してきた。


中立国は、国民全てが自らの領土防衛の義務を負う。

一片の条約上の文言を頼りにしても、有事になれば何の

役にも立たない・・

日本では、平和の維持(安全保障)と国際協力の実現を
目的にする「国際連合」が、日本の安全保障の後ろ盾に

なると期待しがちです。


しかしスイスでは、国連を中心とした外交は、かえって
中立の妨げになると考えている。
国連の名において制裁に参加すると、紛争当事国の一方

に加担することになり、中立が守れなくなるからです。


第二次大戦で、ドイツ軍がスイス領へ殺到したとき、

国連はただの1人も兵士を送ってくれなかった・・


理想を掲げ、中立を守ろうとしたヨーロッパの小国は、
大戦ではドイツに、戦後はソビエトに・・何者にも守られ
ることなく軍靴で踏みにじられ、国を奪われてしまった。

1939年9月、ドイツがポーランドに侵攻した・・
その直前の8月30日、スイス臨時議会が開かれ、国家
緊急事態を目前に、連邦政府に「憲法の規定にかかわら
ず、事態を処理できる全権を委任する」旨、全会一致で

議決した。

これにより、憲法秩序が一部停止され、議会の反対を気
にせず、必要な政策を断行する権限が政府に与えられた。


直ちに総動員令が発せられた。男性の働き手の半分は、
職業地位のいかんを問わず召集された。
看護士・理髪師・ガールスカウトの女性たちも、自国防衛

のために動員された。


スイスは民主主義国です・・しかし有事直前、民主主義の

手続きの一部を停止する議決が行われたのです・・
ナチスドイツに国を奪われてしまったら、一部どころか
民主主義の全てが失われてしまうと考えたのです。


今の日本で、徴兵制に賛成を投ずる人はいないだろう。
”平和”を声高に唱える人たちに問いたい・・
日本が他国に侵略され、国民総力で国を守らなければな
らなくなった時、勇敢に武器を取り、国を守り抜く決意
があっての発言だろうか?


「愛国心は軍国主義につながる」と教えられた日本の

若者たち・・某機関の調査によれば、日本が他国に侵略さ

れた時、高校生の70%が山奥に逃げ隠れる・・と答えて

いる。
国を守る自衛隊・・国が危機的状態に陥った時、現行法が

足かせになっては動きが取れず、より危険な状況に・・

「9条を守れ、平和を守れ」と理想を唱えているだけで

国の独立は守れない。

2015年09月21日

ポーランドの悲劇

国 境


ポーランドの国境は・・北はバルト海、南は

タトラ山脈の自然の障害に守られている。

しかし、東西の国境は平野で何もない・・


その東西を、侵略大国であるドイツとロシア

に接していたことが、不幸な歴史を生むこと
になった。

日本は四方海に囲まれた島国・・
陸続に国境を接する国がなく、西欧列強
からは遠い極東にあって、他国に侵略され、

民族滅亡の危機に陥ったことのない、
世界では数少ない民族なのです。


外国からの脅威を意識することなく、
国家と、日本人であることを忘れて いても、
平和に暮らして来られたのです。



1315 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
歴史から学ぶ 「ポーランドの悲劇」

ドイツやチェコ、ロシアと国境を接する平原の国ポーラ

ンド・・面積は日本の4/5ほど・・首都はワルシャワ。

その歴史は悲惨・・領土や国境はたえずブレていた。


建国されたのは10世紀。14~16世紀の王朝時代

欧州の大国として栄えた。
モンゴルがヨーロッパに攻め込んだ時、徹底抗戦を表明

したポーランド軍は全滅・・王も戦死したが、モンゴルの
西進を食い止めることに成功した。

オスマントルコにも何度か攻め入られたが・・撃退。


その後国力は低下・・18世紀後半には、ロシア、
プロ
シア、オーストリアの三国に分割され、1795年
は消滅した。

第一次大戦後の1918年に復活・独立するが、第二次
戦でドイツに国土を蹂躙され、約600万人が犠牲に
った。

終戦後ソビエトの衛星国に組み込まれ、社会主義国に・・

元来反ロシア感情の強い国民・・その後30年、
国内
改革と民主化を求めて、暴動が繰り返された。


1980年共産主義国では初めて、全国規模の労働組合

「連帯」が結成されて、活動が活発化する・・

恐れたポーランド政府は「連帯」を非合法化した。


翌1981年、ソビエト軍が戦車を連ねて侵入・・

政治に介入し、戒厳令が敷かれ、首都ワルシャワは破壊
され
てしまう。

「連帯」は地下に潜伏・・その後しばらく厳しい締め付けに
合うが、活動は続けられ、国内改革と民主化を要求して
政権を揺るがし続けた。


民主化の流れは止められず、1989年念願の共産主義
圏で初めて、民主政権が誕生。
その2年後の1991年12月、ゴバルチョフ大統領が

辞任し、ソビエト連邦は崩壊した。


有事の時、スイスには軍隊があり、国民皆兵制を基本に
据えて「一国平和主義」を守り通してきた


国民皆兵制のない日本は、有事に対応するのは自衛隊

み。韓国同様、米軍の軍事力に頼らざるを得ず、

集団的自衛権の法整備が急がれたのです。

2015年09月25日

集団的自衛権の是非を問う(3)

有事の日米連携が可能に

中国漁船とみられる船が大挙して尖閣諸島に
押し寄せ、偽装漁民が上陸・・島に居座り続ける。
手をこまねいているうちに、竹島の二の舞に・・

こうした事態に日米がどう対処し、紛争への
発展を未然に防いでいくか・・

尖閣諸島を巡る日米連携が可能になった。


安保関連法成立により、米国は離島防衛で

日本を助け、日本は集団的自衛権で米国を
助ける。
軍事費削減に腐心する米国と、負担の一部を
担うことで抑止力を高めたい日本。

両者の思惑が一致したのが、今回の安保

法制です。

                                               読売新聞


1315
【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「集団的自衛権の是非を問う(3)」


何十万人ものシリアの難民が、西欧諸国をさ迷っている。

世界の平和と安定を確保するには、各国の連携と協調が

不可欠だ。
日本もその一翼を担い、責任を果たしていかなければ、
国際社会から孤立してしまう。


先週、参議院で可決された安保関連法案は、自衛隊の
国際平和
活動を拡充し、他国軍への後方支援活動を
円滑に行うための法整備です。

湾岸戦争や米同時テロのような危機が生じた時、

その都度、特別処置法を制定しなくても、
迅速かつ機動
的な派遣を可能にする。

従来の憲法解釈を守りぬこうとすれば、国際平和協力
に背を向け、国際社会の常識からかい離した、非協力的
に見られてしまう。


また、日本が存立危機事態になった時、憲法が一切の
武力
行使を禁止する、過度に抑制した改正前の法律で
は、
取り返しのつかない事態を招く恐れがあった。

「護憲・平和を唱えるだけで何もしないと、
  真の平和は実現できない」・・首相の答弁です。


もう一つの柱は、国際平和維持活動(PKO)・・

自衛隊の任務と武器使用権限を、広げてやらねばならな
い。
頻発する国際テロ・・海外で武装集団に襲われた民間人
を、自衛隊が救出出来るよう法整備するほか、現地住民
の安全保護など、活動を円滑に行うために、様々な法 改
正が必要になる。
憲法九条が禁じる海外での武力行使とは、本質的に
異な
る活動です。


大量破壊兵器の拡散、国際テロの横行などで、
今はどの国も、一国のみでは平和が保てない。
脅威を封じ込める人道復興支援や、国際協調行動に、

日本は現憲法の範囲 内で積極的に関与し、貢献して

いかなければならない。

                                                        9/15 読売新聞社説

2015年09月28日

マダニに噛まれて死亡!

マダニに噛まれないために
・肌を露出する半袖、半ズボンを避け、

  手袋、長靴、帽子を着用・・首にはタオルを巻く

 

・林や草地で、長時間寝転んだり、
  座ったりしない


・帰宅の際、上着や作業着を家の中に
  持ち込まない


・噛まれたら、潰したり引き抜いたりせず、

  そのままにして、すぐに医師に診せる。

 


1317 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「マダニに噛まれて死亡!」

 

9月の初め、石川県志賀町で、マダニに噛まれた60代
の男性が死亡した。
一昨年山口県で初めてマダニ感染者が出て以来、
西日本で患者が多発。今年6月には京都で・・
そして 北陸で
発生した。
わずか2年の間に全国で 151人が感染 し、
うち41人死亡している。


死亡者はいずれ50代以上で、内70歳以上は33名。

感染に有効なワクチンはまだ開発されていない。
マダニは森林や草地や畑などにいて、刺された後1~2
週間の潜伏期間があり、発熱や下痢、吐き気などの症状
が出る。


9月2日には福岡で、小中学生が11人雑木林を散歩中
スズメバチに襲われ、病院で手当てを受けている。
秋の初めは、スズメバチが興奮しやすく、被害が多発
する時期です。

私がよく行く山手のゴルフ場も「スズメバチ注意」と、

カート道沿いに、立入禁止のロープが張ってあった。


人に危害を加える野生の生き物で、一番怖いのはスズメ

バチですが、野山に分け入る機会が増える9~10月は

スズメバチだけでなく、マダニに噛まれないよう注意

必要です。
国の調査によれば、スズメバチなどハチに刺されて

亡くなった人は、過去5年で95人・・
1年間に20人近くの犠牲者が出ていることになる。

8月に、大平洋の浜辺を騒がせた”サメ”はどうか ・・

過去5年、海洋生物と接触して死亡した人はゼロ。

山で毒ヘビ・毒トカゲに噛まれて亡くなった人は25人。
”熊”に襲われて亡くなった人は5年間で11人。
 
”熊”による死亡は、マダニの4分1、蜂の9分1と、
新聞で騒が
れるほど多くなく、意外でした。


それより、昨年の全国の交通事故死者は4113人!
9月21日から、秋の交通安全運動が始まった・・
日々の運転に注意することの方がよほど大事です。

 

                                                                      読売新聞

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