■デフラグ
パソコンの作動を早めるため、保存されて
いるデーターの空白部分を圧縮して、
空き領域の断片化を解消する”デフラグ”
私たちが日々蓄積している膨大な記憶も、
”忘れる”ことによって圧縮され、10年が
半分から三分の一くらいに短縮されて、
短く感じるようになる・・
1295 【心と体の健康 】
幸せな人生 「時間という財産・・どう使う」
先々週、高校卒業55年の同期会が、金沢のホテルで
行われた。卒業生530名の内約90名が既に亡くなっ
ていた。物故者へ黙祷し、校歌を斉唱して懇親会に入
った。
振返れば、長いようで短かかった74年の人生・・
1日が、1週間が、そして1年が・・あっという間に過ぎ
ていった。
以下「仏光さんの心の相談室・時間という財産」から・・
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こんなスピードで毎日が過ぎていくと、私の一生もすぐ
に終わることでしょう。時間というのは”財産”なのです
ね。
生きている時間は、私たちに与えられた財産なのです。
この財産を使いながら、人生という経験を積んでいくの
ですね。
時間という財産は、等しく確実に減っていきます。
子供の頃はたっぷり財産があるので、永遠にあるように
思え、残りの財産を気にしたりはしません。
私の歳になると、与えられた時間を大方使ってしまい、
あと僅かしか残っていないことに気づくのです。
大病して、もう自分が死ぬと思っていて、命が助かった
りすると、自分に与えられた時間という財産の大切さに
初めて気づくのです。
この時間を何に投資し、何を得たいのか?
使う目的を明確にして、その目的のために一定のまとま
った時間を投資しなければ、成果は望めないだろう。
こうして、与えられた財産を大切に使うようになると、
生き方が変わり、人世が変わっていくのです。
この限りある財産・・気づくのが早ければ早いほど・・
より有効に財産を使おうとするようになり、人生が充実
したものになっていくのです。
生きているのが当り前に思っている間は、自分に与えら
れている財産の大切さに気づくことはありません。
また、残り少なくなってから気づいても、自分の財産を
無駄に費やしたことへの、悔いが残るだけです。
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二十代の初めに大病して、早くに死生観が芽生え、
”時間”という財産の大切さを知った私・・
今振り返ってみれば、苦しく辛かった闘病生活の十年は
人生の長いスパンから見れば、決して無駄ではなかった