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日本の指導者の指導力・評価

作家・塩野七生


私の好きな歴史小説は、司馬遼太郎の「坂の上

の雲、項羽と劉邦」、宮城谷昌光の「晏子、楽毅」
そして塩野七生の「ローマ人の物語、十字軍物語」
など・・
中でも塩野七生の戦記小説は、国家の存亡を
かけたキリスト教世界とイスラム世界の、手に汗
を握る激しい覇権闘争の真っただ中へタイムス

リップする。
主に、ローマ誕生以降の歴史を小説の題材に

する塩野七生は、昭和12年東京生まれ。
学習院大卒、イタリア在住の女性作家です。



1287 【吉村外喜雄のなんだかんだ】

「日本の指導者の指導力・評価」


宗教の違いから、世界いたるで所で民族が争い、せめぎ合いが繰り
返されている。
内政や外交の難しい課題に正面から取り組むには、
国を率いる指導者の資質や手腕が重要な要素になってくる。


ローマ帝国の興亡や十字軍などの歴史を通して、様々なリーダー像
を 描いてきた作家の塩野七生さん・・

今の日本が置かれている状況と政治を、以下のように評価している。


「久しぶりに帰ってきて感じたのは、日本がエースで勝つようになった
ということ・・
トヨタ自動車とか日立製作所が良くなってきた・・
安倍晋三主相もエースだ・・エースで勝つと一番いいし、座りがいい。


エースとはどういうものか? プロ野球、大リーグの田中将大投手は、
前日やられた時チクショーと思ったに違いない。

次の試合で三振の山・・この気合いだ!
今国会・・安倍さんは安保を乗り切れるかどうか・・彼次第です。


エースを中心に前進するのが確実な「ジャパン・イズ・バック」

安倍さんはまだ三振で打ち取っていない・・
だから「帰ってきたエース」になってくださいと言いたい。


アベノミクスでようやく日本が動き出した。

イタリアの朝のテレビで日本のニュースといえば、福島の原発事故
で 漏れたくらい・・各国の株式市場が映っても、香港とか上海が中心
で 日本はなかった・・最近になって日経が出てきた。


日本が大きく右傾化したと海外メディア・・一部には正確でない情報も
あります。

ジャーナリストは基本的に左派だ・・日本のことを本当に知って報道
するのではなく、中国とか韓国の報道を見ながら日本を見る。

失礼ながら、日本のメディアからの海外への発信力は全くない。

諸外国の有名なメディアが、必ずしも正しい報道をするとは限らない。

外交上自国に不利益になることには、政府の報道官は平然とウソの
発信をする。
外国に暮らしていて身にしみて感じている。

                                                                          日経「日曜に考える」より

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