■金沢の魅力
昨日夜八時からのNHK「世界ふれあい街
歩き」は珍しく日本・・我が故郷「金沢」でした。
金沢駅の鼓門をスタートして、横安江町商店
街へ・・立ち話をした洋装店の店主は、何と
95才の超モダンお婆ちゃん。
近江町市場を覗いて東茶屋街へ。
次いで、主計町茶屋街で芸者さんのお稽古
風景を見て、浅の川の友禅流し・・
材木町小学校を訪れ、兼六園へ。
金沢神社、金城霊沢の由来と、魅力満載の
金沢の街を一緒に歩いた気分になった。
只、私の生まれ育った香林坊、長町・武家
屋敷界隈が映らなかったのは、残念・・
1260 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「おもてなしの金沢」
昨日、金沢駅「百番街あんと」へ、東京の知人に送る和菓子を
買いに行った。
よその店で買った土産物を提げているのを見た店員・・
「一緒にお入れしましょうか」・・と、大きな紙袋を用意してくれた。
そういえば先月、和菓子を買いに行った時は雨だったが、ぬれない
ようにと、ナイロンのカバーをかけてくれたっけ・・こうしたささやかで、
さりげない気配りは嬉しいものです。
オリンピックの東京誘致が決まった日、フリーアナウンサーの滝川
クリステルさんが、見返りを求めない日本人のホスピタリー精神を、
「お・も・て・な・し」の五文字でアピールしたことが忘れられない。
新幹線で県外から訪れるお客様を驚かせ感動させようと、金沢駅を
リニューアル・・見違えるほどモダンな駅になった。
この14日の北陸新幹線開業を前に、駅構内の24本の柱すべてに、
人間国宝8人を含む、工芸作家の作品が飾り付けられたのです。
JR金沢駅に降り立った観光客に、石川県の伝統工芸を見てもらおう
という趣向だ。
金沢は、年間8百万人の観光客が訪れる、風情ある百万石の城下町
です。いつまでも武家屋敷、兼六園、東茶屋といった旧来からの観光
資源に頼るだけではつまらない。
県外からの観光客を、歴史的建造物や伝統文化などの魅力に加え、
「心のこもったおもてなし」をスローガンにお迎えすれば、古都金沢が
より一層魅力ある街になると、金沢駅構内を見学して思ったのです。