■緊急連絡システム「ヘルプネット」
運転年齢の高齢化に伴い、高齢者による自動
車事故が多発するようになった。
高齢者が運転中、体調に異変をきたした時、
自動運転がアシストしてくれる。
装置が異常を察知したら、前後の安全を見極
めて路肩に自動停止・・ハザードランプが点滅。
センターにGPSでドライバーが運転出来ない
ことと、位置を自動的に知らせる・・。
こうした「ヘルプネット」緊急連絡システムが、
国内メーカー各社の一部の車両に、既に搭載
されている。
自動運転が、身近なものになりつつある。
1248 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「技術革新に揺れる自動車業界(2)」
ドライバーが運転操作しなくても走行する「自動運転車」
世界の主要メーカーは、新技術の開発にしのぎを削っている。
自動運転車で一歩先をリードする、欧米メーカーの取り組みは・・
ドイツ車を中心に、高速道路での安全自動走行や、渋滞中の自動運転システムなどが、既に実用化されている。
そうした欧米の各社と一線を画し、独自の取り組みをしているのが、
スエーデンのボルボ社・・スビードより安全性と堅ろうさを特徴とする
ボルボ車を、私は十数年愛用してきた・・
そのボルボ社は今、「自動運転車」の最先端にいる。
米グーグルがハンドルもブレーキもない「完全自動運転車」の実現を
目指しているのに対し、ボルボの自動運転車は、安全運転を支援し、
人為ミスによる事故を大幅に減らそうというものです。
ボルボ社は、ユーザーの交通事故による死亡事故とケガ”ゼロ”を
スローガンに掲げ、安全性を追求する自動運転機能搭載車を、
16年度から導入していくという。
(1)前方車両への接近や障害物を感知し、自動ブレーキをかけて
停止する
(2)車両の他、人や自転車を検知して危険を察知する
(3)ドライバーが求める安全速度を保ち、スムーズに走行する
(4)車線逸脱防止支援システムにより、車線維持をアシストする
(5)渋滞時、前の車が発進すると、自動的に追従する
(6)路肩のガードレールや柵などを感知し、道路から逸脱する
危険性があるときは、自動的にステアリングを修正する
(7)人の手を借りずに無人で駐車場の出し入れをする。
ドライバーは、駐車場の入口で車を降り、スマートフォンの
アプリで「自動駐車機能」を起動させる。
車に搭載されたセンサーが駐車スペースを察知し、
自動走行して入庫や出庫を完了する。
2017年には100台のボルボが、一般道路を時速50キロで自動運転する計画。頻繁に渋滞が起きる通勤道路、高速道路などで、試験走行する。
このテストに参加するのは一般人というから、大変な自信である。
このプロジェクトには、スエーデン政府及び各省庁、開催市など、
官民協力して推進していく。
日本では、道路交通法の改正がなければ、一般道路での実験走行は
認められない。